サニクリーン みんなが知らない玄関マットの物語

何のために、誰のために生きてゆくのか。

みんなが知らないマットの物語 第一章 自宅編

みんなが知らないマットの物語 第一章 自宅編

やあ、ぼくは、玄関マットのキャッチ。

元気で、かわいいおんなの子の“みっちゃん”、そしてパパとママ、みんなが、ずっと元気で、笑顔でいられるように、ぼくは、くつ底の汚れをとってるんだ。だって、おそとの汚れやホコリが、お家にはいったら、病気になっちゃうかもしれないからね。

ぼくは毎日、大好きなみんなと、いっしょにいられて幸せさ。

でも、ある日のこと、モップのシャルティちゃんが、お家にやってきて…。

ママったら「フローリングや、すき間のホコリも、カンタンにとれるわ!そうじ機みたいに、うるさくないし、軽いし、階段のおそうじもラクラクね!」なんて大よろこび。

いくら軽くて、おまけに、ホコリを舞いあげずに、ホコリをとって、しかも、とったホコリをはなさない “ハウスダスト対策”に、おすすめのモップとはいえ、ちょっと、よろこびすぎだよ!
だって、このお家には、ぼくがいるじゃないか!

そしたら、みっちゃんも「これなら玄関のマットはいらないかもね、ママ」だって!?

みんなが知らないマットの物語 第一章 自宅編

みんなが知らないマットの物語 第一章 自宅編

そんな…大好きな、みっちゃんまで…。

シャルティちゃんは、「無料おためしサービス」で、ちょっとの間、お家にいるだけだよ!
ほんとうの、家族じゃないんだよ!
それなのに、みんなひどいよ!
ぼくは、みんなの家族じゃなかったの?

玄関マットのキャッチ

かなしくて、くやしくて、ぼくは、お家をとび出したんだ。
さようなら、みっちゃん。さようなら、みんな。

第二章 大阪編へ

みんなが知らないマットの物語 第二章 大阪編

お家をとびだしたぼくが、たどりついたのは、大阪というところ。

こんなに、にぎやかなところが、あるんだなぁ~と、キョロキョロしていると、「おい、そこのにいちゃん!こんなとこで、なにしとんねん!」どこからか、ぼくを呼ぶ声がしたんだ。

ふりむいても誰もいない。
「そっちやない!こっちや、にいちゃん!」
なにやら目のまえの、串かつ屋さんから聞こえてくる。

みんなが知らないマットの物語 第二章 大阪編

みんなが知らないマットの物語 第二章 大阪編

思いきってはいると、そこにいたのは、ハチマキをしめたおじさん。

おじさんは、「おまえ、家のマットやろ?こんなところで、なにさぼってんねん!マットは、ふまれてなんぼや。にいちゃんみたいに、ほっつき歩いてたら、あかんがな!」だって。

ぼくは、おじさんに、「マットなんて、あっても、なくても、おなじでしょ」って、いったんだ。

そしたら、おじさんは、「なんやて!?この東京もんが、アホなこというな!わしはな、ここらでは、ちっとは名の知れた、吸水・吸油マットのエヌっちゅうもんや!おらっ、この床、見てみんかい!」

「えっ!すごいピカピカ!串かつ屋さんなのに、油で汚れてない!」

「あたり前や!わしは毎日、厨房のみなさんの、くつ底にについた水や油を、ちゅ~っと、吸うとんのや。床をピカピカにするだけやないで~。お客さんも、水や油でツルっと、すべらへんねやがな。おまえも、はよ帰って、しっかり、ふまれなあかんで~」

マットに、こんな大切な役わりがあるなんて…ぼく、知らなかった。

みんなが知らないマットの物語 第二章 大阪編

玄関マットのキャッチ

そして、お店を出ていくぼくに、おじさんが、こういったんだ。
「もし、わしに、用のある人がおったら、つたえてくれや。
わしを、厨房の出入り口にしくと、よう働くとな…フッ」

第三章 鳥取編へ

みんなが知らないマットの物語 第三章 鳥取編

みんなが知らないマットの物語 第三章 鳥取編

そしてつぎに、ぼくがたどりついたのは、鳥取というところだった。

そこは、どこまでも、砂がつづく不思議な世界。
もしかしたら、これが、うわさにきく砂漠なのかなぁ?
サソリは、いるのかなぁ?
ガラガラヘビは、いるのかなぁ?

そうしているうちに、むこうの方に、大きなビルが見えてきた。
すると、「お~い、きみ、そんなところで、なにをしてるんだね?よかったら、こっちへこないかい」と、ぼくを呼ぶ声がしたんだ。
どうやら、ぼくを呼ぶ声は、あの大きなビルから聞こえてくるらしい。

大きなビルの入口にいってみると、メガネをかけた、インテリっぽいおじさんがいたんだ。

「やあ、こんにちは。わたしの名まえは、ティアラ。わたしは、どうやったら、人の出入りが多いビルや、おみせのなかに、汚れやホコリをいれないようにできるのか、これだけを、ずっと研究しているんだ。この砂は、わたしの研究には、もってこいなのだよ」

そして、ぼくは、おじさんから、ビルの中を見てみるように、いわれたんだ。

みんなが知らないマットの物語 第三章 鳥取編

みんなが知らないマットの物語 第三章 鳥取編

「え~っ、す、す、すごい!砂漠なのに、床にぜんぜん砂がない!」

そして、おじさんは、ビックリしているぼくに、こういったんだ。
「ビックリしたかい?ついに、わたしは、くつ底の汚れやホコリをとって、おまけに、マットにとじこめるという、テクノロジーを開発したんだ!」

お家とビル。ちょっと、ちがうけど、おじさんも、みんなのために、がんばってるんだ…。

玄関マットのキャッチ

なんでも、おじさんは、たくさんの人に、研究を発表したいらしく、
「無料おためしサービス」をしているのだとか。

第四章 ハワイ編へ

みんなが知らないマットの物語 第四章 ハワイ編

つぎに、やってきたのは、ハワイというところ。
あったかくて、きもちいいなぁ~。

すると、レストランのまえにしかれた、かわいいおんなの子マットから、
「アローハ♪ ユーは、ジャパンの、ハウスの、マットでしょ?ウエルカム、トゥ、 ハワイ!」と、えいごで、はなしかけられたんだ。

よーし。ぼくも、いんぐりっしゅに、ちゃれんじだ!

みんなが知らないマットの物語 第四章 ハワイ編

みんなが知らないマットの物語 第四章 ハワイ編

「はう、あー、ゆー。まどもわぜる」

すると、かの女は、ぼくに、こういったんだ。
「ミーは、ウエルカムマットの、チェスよ。ユー、ナンダカ、ダークなフェイスね。もし、ユーがOKなら、レストランで、エンジョイしていかない? バイ・ザ・ウェイ、“まどもわぜる”は、フレンチよ」

ぼくは、チェスちゃんにさそわれて、レストランに、はいってみたんだ。すると…、

レストランは満席。しかも笑顔が、いっぱい。

「皆、このレストランの料理が大好きなの。だから私は、入り口で、靴底の汚れを取って、毎日、綺麗を維持するの。綺麗は、もっと料理を美味しくするもの。いつでも綺麗にして、お客様をお迎えしたいという私の信念、それが胸のロゴ、Welcomeなのよ」

…んっ?これって、にほん語?綺麗、維持、信念って、かなり、すごいにほん語つかってる。もしかしたら、にっけい人って、いう人?

みんなが知らないマットの物語 第四章 ハワイ編

玄関マットのキャッチ

大阪、鳥取、そしてハワイ。
であいのぶんだけ、マットは、なんのために、
そんざいしているのか、わかってきたきがする。
そしてぼくは、むしょうに、お家にかえりたくなったんだ。

第五章 エピローグへ

みんなが知らないマットの物語 第五章 エピローグ

みんなが知らないマットの物語 第五章 エピローグ

ひさしぶりに、お家にかえってきたぼく。
おやっ?お家のなかから、なき声がする。
まさか、みっちゃん!?

「え~ん、ママ。キャッチは、どこにいったの?もう、かえってこないの?もしかしたら、わたしが、“もう玄関マットは、いらない”って、いったから、でていちゃったの?あれは、うそなの。じょう談なの。ほんとは、キャッチが、大好きよ。だって、わたしの家族よ。あんなこと、いわなきゃよかった」

ぼく、みっちゃんを、なかせてしまった…。

「キャッチくん、ひさしぶりね。ママだって、お家のなかのホコリが、ふえたみたいって、こまってたのよ。みんな、キャッチくんをまってたんだから。もちろん、わたしだって」

えっ?シャルティちゃんまで?どうして?

するとシャルティちゃんは、「キャッチくんは、お家に汚れがはいらないように、わたしは、はいってしまった、ホコリをとるために。わたしたちは、“ふたりでひとつ”なのよ」って、笑顔でいってくれたんだ。

みんなが知らないマットの物語 第五章 エピローグ

みんなが知らないマットの物語 第五章 エピローグ

ありがとう、シャルティちゃん。

そして、ありがとう、エヌのおっちゃん、ティアラのおじさん、チェスちゃん、もう、ぼくは、まよわないよ。

ぼくは、玄関マットのキャッチ。
玄関で、汚れやホコリを、強力ブロック!
みんなの元気が、みんなの笑顔が、ぼくの幸せ!

「みっちゃん、ただいま」

ちなみに、このあと、シャルティちゃんも、ほんとうの家族になりました。

おしまい 最後まで読んでくれてありがとう!

マットの仲間は他にも色々な場所で活躍しているよ