SERVICE & INFO.
home

2018.05.11

足が不自由な家族と一緒に乗るクルマ

福祉車両

車椅子が必要な人はもちろん、ちょっと足腰の弱い家族がいる場合、クルマ選びもだいぶ変わってきます。福祉車両もありますが、普通の乗用車でもあるポイントに気をつけて試乗してみると、必要なクルマが見えてきます。

自分で足を動かせるなら、ステップとシートの高さが重要

今では100歳を超えて施設に入居してしまいましたが、私の祖母は99歳まで自宅におり、毎日デイサービスに出かけていました。サービスの送迎車はハイエースの車椅子仕様車。それこそ車椅子のまま乗り込めてしまうクルマなので、乗り降りには問題ありませんでしたが、大変なのは自家用車に乗せるときです。

足がうまく曲げられないため、シートには自力で座れても、祖母の足は誰かがくるっと回して前を向かせ、クルマの足元に置いてあげなければいけません。ステップが高すぎても低すぎても、乗り降りはしにくそうでした。膝が曲げられない、腰を屈められないご家族であれば、腰や膝をなるべく伸ばした状態でシートに座ることができるクルマがオススメです。後ろの席の足元が広いクルマや、シートがスライドできて、前の席との間にスペースが作れるようなクルマが良いでしょう。

乗り降りのしやすさを重視するあまり、シートが低すぎて逆に座るのが大変になってしまうクルマもあります。シートが低いと、座れたはいいが、今度は降りるのが大変で、介護する人に負担がかかることもあります。足腰が不自由なご家族がいるからこそ、クルマの試乗には一緒に連れていき、実車の乗り降りをしてみることが大切です。

シートが回る「回転シート仕様」もあります

自分で腰掛けることが困難、車椅子から乗り移らせたいなどの場合は、回転するタイプのシートがオススメです。多くの自動車メーカーが福祉車両として「助手席回転シート」や、ミニバンのセカンドシートが回転し、地上まで降りてくる「リフトアップシート」などをラインナップしています。

シートが回転して車外に出てきてくれるので、車椅子を横付けし、そのまま横へスライドするだけでクルマのシートに乗り移ることができます。もちろん、車椅子のまま乗れるクルマもありますが、施設のクルマっぽくて抵抗があるという人も多いので、こんな回転シート仕様を乗用車として一台用意してみてはいかがでしょう?

SERVICE & INFO.
Copyright © 2015 Sanikleen Corporation all right reserved.

お電話

オートリースのお問い合わせ・資料請求
smp-menu