夏休みの車内。子どもは興奮してお菓子を食べすぎたり、ジュースを飲みすぎたりするもの。おまけに渋滞や山道の走行など、おもらしやクルマ酔いの原因もたくさん。今回はそんな「子どもの粗相」によってシートを汚されたときの対策です。
“スチーム掃除機”や“高圧洗浄機”の出番です!
布張りのシートにゲロってしまった、乳飲料をこぼしてしまった、おもらしした(人間、 ペットを問わず)など、ニオイが付くものをこぼされると、その液体はシートの奥まで染 み込みます。いくら表面を拭き取って消臭剤を拭きかけまくっても、クッション部分まで 入り込んでしまったニオイは永遠に取れません。
そこで活躍するのがスチーム洗浄タイプの掃除機。ご自宅にあれば、まず使いましょう。 シートの汚れを拭き取り、スチームを噴射します。可能であればシートを外し、風通しの 良い場所で乾燥させます。シート脱着が無理ならドアや窓を全開にして乾かします。しか し、これをやるにはスペースを確保しなければいけませんし、嘔吐物の場合はノロウィル スのような感染力の高いウィルスや細菌が飛び散ってしまう可能性も。手袋やマスクなど で感染対策をしっかり行ってからにしましょう。
どうしてもニオイが取れない場合は、早めにシート洗浄のプロショップへ!
広範囲にかかった液体の場合には、素人が完全にニオイまで取り除くのはとても大変。そ れならニオイが染み込む前に、早めにシートクリーニングのプロに任せましょう。ネット で探す場合には「車 シート洗浄 ○○(地域名)」と検索すると、自宅近くのプロショッ プがヒットしますし、自動車ディーラーやカー用品店でもやってくれるところもあります。
プロショップではシートを完全に外してスチーム洗浄を行い、ウィルス対策で除菌加工な ども行ってくれます。布シートの頑固なシミ汚れだけでなく“くすみ”も落としてくれる ので「元々はこんなシートの色だったんだ~!」と驚くことも。値段は後席シート全体で 15000 円~20000 円程度が相場。狭い範囲であれば数千円程度でやってくれるようです。
スチーム高圧洗浄機の値段より安い場合もありますので、お近くのお店に早めに問い合わ せてみましょう。
クルマのシートを汚すと手間とお金がかかるもの。車内でカップラーメンの汁を思いっき りこぼして、シート洗浄にお金を費やした大人もいます。どうしても食べたかったのかも しれませんが、車内での飲食に“汁物”はおススメではありませんよ。
