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2016.04.12

なぜ軽自動車は黄色いナンバープレートなの?

黄色ナンバーの軽自動車

「軽自動車を買いたいけど、あの黄色いナンバーが……」と躊躇う人も多いのではないでしょうか? 軽自動車の性能もアップし、普通乗用車と見た目もそれほど変わらなくなりましたが、昔はナンバープレートの色で区別をしなければいけない理由があったからです。

高速道路の「料金」と「制限速度の違い」が大きな理由

軽自動車と普通乗用車では、ほとんどの高速道路で料金が別に設定され、排気量の小さいクルマほど料金は安くなります。ETCが一般的になり、9割近くのドライバーが利用している昨今ですが、昔は一回ずつ料金所で停まって、オジサンに料金を払っていましたよね。
そこで、料金所のオジサンが「このクルマは軽自動車か普通乗用車か?」を一瞬で見分けられるために、ナンバープレートの色を変更したと言われています。

また、高速道路では10年以上前は軽と普通車で制限速度が違い、普通自動車が100㎞/hに対して軽自動車は80㎞/hでした。覆面パトカーが速度の取り締まりを行うときに、黄色ナンバーか白ナンバーの違いで、違反速度を計測していたからとも言われています。

どちらの理由にしても、最近ではETC利用者が増え、軽自動車の速度制限も80㎞/hから100㎞/hに引き上げられたので、ナンバーの色を区別する必要性も無くなってきてはいるのですが、その時代の名残で今でも軽自動車のプレートは黄色のようです。

「黄色ナンバー=遅い車?」最近はそんなことありません!

高速道路で黄色いナンバーの軽自動車を見ると「アクセルをベタ踏みで頑張って走っているんだろうな」と思うほど、一生懸命な感じが滲み出ているクルマが多かった気がしました。しかし、ここ10年ほどで軽自動車の性能は格段にアップしたので、気持ちよくカッ飛ばして普通乗用車を追い越していく軽自動車をよく見かけるようになりました。「黄色ナンバーだから遅くても許してあげよう」という気持ちにさせられたのは昔の話で、「あのクルマ、軽なのにめちゃくちゃ加速がいい!」と驚かされることもあります。

「黄色いナンバーは遅い軽自動車だからダサい!」と笑う人がいたら「今どきそんな話をしている方が、古臭くてダサッ!」と逆に笑ってあげましょう。

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