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2017.05.24

クルマの「最小回転半径」を知ると何の役に立つ?

Uターンするクルマ

クルマのカタログには「最小回転半径」という数値が載っています。「これ、何のためですか?」とよく質問されることがありますが、実はクルマを選ぶときに重要な値なのです。とくに、運転のしやすさを重視する人は必ずチェックを。

「最小」の「回転半径」を知ってどうする?

ハンドルをいっぱいに切ってアクセルを踏むと、外側のタイヤが描く奇跡はいつか円になります。その「半径」を、クルマの最小回転半径と呼びます。

「だから何?」と思う人もいるかもしれません。実際にハンドルをいっぱいに切って、ぐるっと回ることなんて、よほどクルマがいなくて、広い駐車場でなければできない状況ですから。

この円の半径の値とは「クルマの小回り」がどれだけ効くかを表しています。この値が小さければ小さいほど、クルマは手足のように扱いやすくなり、車庫入れや縦列駐車はもちろん、Uターンもしやすくなります。

国産車ではトヨタの「iQ」というクルマで3.9M、輸入車ではスマートの「フォーツーシリーズ」が3.3M前後です。どちらもゴーカートのような取り回し感覚で、本当に「下駄代わり」に使えそうなクルマ。トヨタの「パッソ」でも4.3M前後ですので、3M台のクルマがどれだけチョコチョコと小回りが効くか想像できますよね。

車庫入れの難易度が高いガレージなら?

クルマを買うとき、サイズが似たような数台を比べることもあるかもしれません。そんなときには、運転のしやすさの基準として最小回転半径を比較してみましょう。自宅前の道路が狭く、車庫入れの難易度が高いという人はもちろん、日常的によく縦列駐車やUターンをする人も、なるべくこの数値が小さいクルマを選ぶと、運転がしやすくなります。私も自宅の前は道幅4Mと狭く、前にはコンクリートの壁があるので、ここは最重要チェックポイントです。

最小回転半径の小さいクルマなら、他のクルマにはできないような狭い道でもくるっとUターンができるので、何度も切り返して、後続のクルマをイライラさせてしまう心配もありません。

クルマの取り回しやすさは、ただ全長や全幅といったサイズを比べるだけでは計算できません。最小回転半径の数値が10㎝大きくなるだけで、Uターンできる道幅は20㎝増えてしまうと考えれば、なかなか重要な数値だと思いませんか?

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