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永遠の悩み・・飲食店のゴミ処理を最適化!

2016.03.23

クレームになることも? 飲食店が抱えるゴミ問題

和食、洋食、中華、イタリアン……飲食店にはさまざまな種類がありますが、すべてに共通して悩みの種となるのが清掃とゴミ処理の問題です。特に生ゴミは適切な処理がされていないと悪臭に元となり、近隣からのクレームにつながることも。こうした事態を改善するためには、ゴミ処理の最適化が必要です。

飲食店によくあるゴミのお悩み

・周りへの気遣いがなく荒い収集が原因となり、近隣の住民からクレームがくる
・収集される生ゴミから液ダレが起こり、お客様のクレームにつながる
・食品リサイクルの対応が難しく、取り組み方が分からない
・ゴミ置き場が狭いために生ゴミがたまり、一日でも収集が止まると困ってしまう
・粗大ゴミの処分に時間がかかり、置き場所に困る
・従業員に外国人やアルバイトが多いので、複雑な分別ルールを守らせることができない

廃棄物処理の方法を見直すための手順

廃棄物処理の方法を見直すことは、上記の問題を解決することにつながります。簡単ではありますが、以下の手順に従って改善へのヒントを見つけましょう。

Step1.準備〜契約書などの書類をチェック〜

まずはここ一年のゴミの種類や量を確認してみましょう。廃棄物処理事業者から届いている書類や、契約書などを見ることでチェックができます。なお、こうした書類が手元にない場合は、業者に問い合わせて用意してもらいましょう。

Step2.確認〜さまざまな項目を自分の目でチェック〜

ゴミ置き場を例に取り、検証の方法を解説します。まずは、ゴミの分別という観点からゴミ置き場の点検を行いましょう。その後、すべてのゴミの種類が適正に廃棄物処理事業者と契約されているかを確認。同時に、正しくマニフェストが発行されているかどうかについても、併せてチェックします。ここまでできたら、次は実際にゴミが収集されている現場に立ち会い、時間や方法を見てみるとよいでしょう。

Step3.検証〜問題点を洗い出しましょう〜

Step1と2を行うとさまざまな問題点が浮き彫りになってきます。たとえば、そもそも分別ができていなかったことや、分別が難しすぎることなどが分かるかもしれません。その他にも、業者側の手違いで産業廃棄物が収集されているのにマニフェスト伝票が未発行になっていたり、収集時間が適切でないために近隣の方の苦情につながっていたりといった課題が見つかることもあります。ゴミ置き場が不潔すぎて、食品衛生上どうなのか、という根本の問題も出てくるかもしれません。

改善に向けたヒント

従業員の意識改革

外国人を含むアルバイトスタッフに、廃棄物の処理に関するルールをどこまで徹底できるかは飲食店や居酒屋にとって大きな課題です。ルールが徹底されていなければ当然分別はおろそかになり、リサイクルへの取り組みが不十分となって法令上の実施事項も滞ってしまうでしょう。
こうした事態を改善するためには、シンプルで分かりやすいルールを設定し、ポスターなどの資料を見えやすいところに設置するといった工夫が必要です。手間や時間はかかりますが、ぜひ実施するようにしましょう。

近隣からのクレーム予防策

音やニオイ、液ダレといった問題は根本からの改善が大切です。その場しのぎを続けるのではなく、たとえば廃棄物処理業者との協力で予防策を考えていきましょう。
たとえば、ご近所との距離を考えたうえで収集の時間や方法を変えてみます。これだけでも大きな効果を生むはずなので、一度業者に相談を持ちかけてみましょう。

コンプライアンスの問題

まず地域で定める「産業廃棄物」がどのようなものであるかをしっかりと認識しておく必要があります。産業廃棄物には契約書の締結だけでなく、マニフェスト伝票の発行と、年次による実績報告が義務づけられていますので、実施していない場合は早めに見直しをしましょう。また、食品リサイクル法への対応についても併せて確認が必要です。

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