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<汚れとお掃除の百科事典>食品加工工場“焼き機”

2016.04.23

焼いた分だけ汚れてしまう“焼き機”のお手入れ

ロータリーシェフ同様、食品加工工場の調理工程でなくてはならないのが“焼き機”です。魚や肉、野菜など、さまざまな食材を加工できるのが特徴ですが、部品も多く、特にフィンガープレートやネットコンベアには焦げ付きや油汚れがつきやすいため、しっかりとお手入れをしなくてはなりません。今回の「汚れとお掃除の百科事典」食品加工工場シリーズでは、そんな“焼き機”の洗浄方法についてご案内します。

焼き機の汚れるポイントをチェック

焼き機の汚れのチェックポイントは、第一に機械の内部とフィンガープレート、ネットコンベアです。この部分に焦げ付きが出ると、異物混入だけでなく機械の効率低下にもつながるため、小まめな洗浄が求められます。また、外部についても手垢や油ハネが原因でベタ付き汚れがつくので、こちらも定期的に清掃していきましょう。

焼き機内部・フィンガープレート・ネットコンベア清掃の手順

まずは通常時のお手入れ方法について解説していきます。これは、基本的に毎日行う洗浄となりますので、手順を頭に入れておきましょう。

【Step1】
強力油汚れ用洗浄剤を内部およびフィンガープレート、ネットコンベアにスプレーします。

【Step2】
スポンジ、もしくはブラシを使って隅々までていねいにこすり洗いをしていきます。

【Step3】
最後に流水で流し、しっかりと乾燥させます。

次に定期洗浄の方法についてです。こちらは毎日ではなく、周期を決めて計画的に行いましょう。

【Step1】
フィンガープレートやネットコンベアなどを、焼き機からすべて外します。

【Step2】
台所・水回り用合成洗剤をぬるま湯に溶かし、そこにフィンガープレートやネットコンベアを入れて1~2時間つけ置きします。なお、2時間以上放置しないことと、アルミ製のものは変色するおそれがあることを覚えておきましょう。

【Step3】
フィンガープレートやネットコンベアをぬるま湯から取り出し、スポンジやブラシを使ってこすり洗いします。

【Step4】
流水でしっかりと洗い流します。

【Step5】
キレイなダスターで水気を拭き取ったら、元の位置に戻します。

外面清掃の手順

油ハネや手垢で汚れやすい外面は、ベタ付き汚れが落ちにくくなってしまう前にお手入れしておくのがポイントです。定期的に以下の方法で洗浄を行いましょう。

【Step1】
強力油汚れ用洗浄剤を外面に向かってスプレーします。ただし、強アルカリ性のものはステンレス以外の金属には使えないため、その場合には中性洗剤を使いましょう。

【Step2】
ダスターで拭き上げます。

【Step3】
最後に、キレイなダスターで水拭きをして完了です。

通常・定期清掃を徹底して安心・安全な食品加工を

焼き機は油ハネなどが多い分、多少お手入れに手間がいる食品加工機械です。しかし、消費者へ安心・安全な食べ物を提供するためには、決して洗浄を怠ってはいけません。今回ご紹介した方法を基に、通常清掃と定期清掃を徹底するよう心がけましょう

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