東京は先日、観測史上初となる11月の初雪を記録しました。雪のニュースは「明日クルマを動かせるのか?」と不安にさせられますね。都市部の雪に備えて、オールシーズンタイヤを検討してみるのはいかがでしょう?
欧米ではスタッドレスを履くのは限られた地域のみ
日本の雪の多い地域では、冬が始まる前にスタッドレス(冬用)タイヤに履き替え、雪のシーズンが終わるとノーマル(夏用)タイヤに戻します。しかし、欧米ではオールシーズンタイヤやウィンタータイヤが主流で、北欧やロシアでは今でもあのスパイクタイヤを使っているとか。私も、突然の雪や家族でスキーに行くときに毎回タイヤについて悩み、結局はノーマルタイヤで行ける場所をついつい選んでしまいます。
「年間で雪はほんの数日」という地域だと、その数日に備えて常に冬用タイヤを履くのはもったいないし、タイヤ4本+ホイール4本の保管場所にも困ります。
しかし、この異常気象の続く昨今、東京でもドカ雪が降るかもしれません。
「雪なので、今日は仕事を休みます」と言える人なら問題はありませんが、通勤でクルマを使う人にとって、不意打ちの雪は困りものです。「明日、雪だって!」と気づく頃には、どこのガソリンスタンドもカー用品店も、タイヤ交換で長蛇の列ができています。
そこで、一つの選択肢として「オールシーズンタイヤ」があります。
夏タイヤの性能&雪道も走れる
オールシーズンタイヤは「全天候+雪道」を走れるタイヤ。スタッドレスタイヤほど「アイスバーン」を走れる性能はありませんが、シャーベット状の雪道や圧雪路は問題なく走れる性能を持ち合わせています。そもそも都市部に住んでいる人がアイスバーンのような「氷上」を走ることなんてあまり想定できません。
タイヤの側面に「M+S(マッド&スノー)」マークや、さらに「スノーフレークマーク(雪の結晶のマーク)」も入っていれば、都市部での降雪程度なら問題なく走れて、雪マークがあれば高速道路などのチェーン規制もクリアできます。
タイヤメーカーによって商品の種類も違いますし、車種や用途によってもおススメのタイヤは変わります。オールシーズンタイヤを考えたい方は、カー用品店のタイヤ担当スタッフか、タイヤ専門店で詳しく聞いてみましょう。最近の雪をうけて、お店でオールシーズンタイヤを奨められることも多くなっているようですよ。
私もこの冬、オールシーズンタイヤをじっくり検討してみようと考えています。