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2019.11.04

パーキングブレーキも最近は「電動化」しています

パーキングブレーキ

クルマの乗りかえサイクルの平均は10年近くとも言われていますので、久しぶりに新しいクルマに乗ると、車内の装備品はすっかり進化していますよね。中でも最近、多くのクルマに採用され始めた「電動パーキングブレーキ」に驚く人も多いようです。

「引く」か「踏む」だったパーキングブレーキがこんなところに?

20年近く前までは、パーキングブレーキと言えば、運転席の左横あたりについたレバーをぐいっと上に引き上げるタイプがほとんどでした。その後、メーカーによっては、ブレーキペダルの左横についたペダルを足で踏むタイプが登場します。一度踏むとパーキングブレーキが効き、もう一度踏むと解除されるという方式も一般的に認知されるようになりましたが、この「足踏み式パーキングブレーキ」が出てきた頃にも、いざクルマに乗り込むと「あれ?パーキングブレーキはどこ?」と動揺してしまう人が続出しました。「手で引く」から「足で踏む」という、今までの習慣を思い切り覆される変更だったからです。おまけに、ブレーキペダルの横にもう一つペダルがあるものですから「このクルマ、オートマなのにクラッチペダルがあるの?」と、さらなる動揺を巻き起こしたものです。

そして、最近もまたパーキングブレーキが大きく進化しています。手で引くレバーや、足で踏むペダルから、カチッと指で引っ張るだけの「スイッチ」のようなスタイルで、シフトレバーの手前あたりに付いています。

パーキングブレーキを電動化するメリットとは

「え?これだけでパーキングブレーキが効いているの?」と、最初は疑いたくなるほどカンタンな操作方法の電動パーキングブレーキ。小さなレバーを指で軽く引っ張るだけなので、手で引っ張るタイプや足で踏むタイプよりも力を入れる必要がなく、誰でも確実にブレーキを効かせることができます。

また、電動パーキングブレーキにすることで、自動解除をしてくれる機能を付けられたクルマもあります。パーキングブレーキは後輪だけをロックしますが、これを解除し忘れて走り続けてしまうと、故障の原因にもなります。シフトをDレンジに入れる、もしくはアクセルを踏むだけで解除ができるようになれば、そのような人間のミスによるトラブルも防いでくれるからです。パーキングブレーキがかかったまま走行してしまったことなんて、私は一度や二度では済みません。

しかし、電動パーキングブレーキは「かけた実感がない」のが正直なところ。これでブレーキがかかっているの? といつも疑いたくなるような感覚なので、これは慣れるしかないのでしょう。ちなみに、私の住む米国マサチューセッツ州では、運転免許を取得する際に警察官を呼んで路上テストを受けますが、電動パーキングブレーキのクルマは使うことができません。手で引くタイプのパーキングブレーキのクルマを友人から借りなければいけないのが面倒です。このまま電動タイプが主流になるなら、アメリカの免許取得の条件も変更してくれたら良いのに、と思います。

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