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2019.12.09

寒冷地仕様とはどんなクルマ?

雪の中の車

寒い地域ではクルマも「寒冷地仕様」にした方が良いと言われます。寒い場所でも快適に、安全に使える仕様が寒冷地仕様ですが、普通のクルマとはどんな点が違うのでしょう?

寒い地域でも運転しやすくなる装備を備えた仕様

寒冷地仕様はその名の通り、寒い地域で使うための仕様です。寒いとエンジンを始動するスターターに大きな負荷がかかり、電気系のパーツへも負担がかかるため、普通のクルマよりも容量の大きなバッテリーが搭載されています。

他にも、ドアミラーには凍結しないためのヒーターが内蔵され、大雪が積もってもかき分けやすいよう、ワイパーのモーターが強化されています。ワイパー自体も、太く丈夫なものになっていたり、劣化しにくいゴムを使っています。さらに、凍ってしまったワイパーを解凍する機能がついていることも。そんな最強のワイパーが付いているのが寒冷地仕様とも言えます。

また、ドアが凍って開かないことも寒冷地ではよく起こるので、ドアとボディーの間に挟んであるゴムが凍結しやすいものに変更され、スポンジを挟んでいることもあります。エンジンの下には雪がついたり凍結を防止するためのアンダーカバーが付いていたり、室内をすぐに温めてくれる強めのヒーターが装備される車種もあります。

寒いところへクルマを持って行く前に、仕様の確認を!

日本でも東北や北海道など、雪が多く氷点下の気温が続く地域では、クルマの仕様に注意が必要です。その地域のディーラーでは、当然のように寒冷地仕様が売られています。暖かい地域で買ったクルマをそのまま使おうと思っても、冬になったらいろいろと不便なことが起こります。特に、転勤で寒い地域へ引っ越す場合には、可能であれば現地でクルマを調達し、寒冷地仕様を選択した方が無難です。クルマを通勤に使う場合、氷点下の気温の日にはいろいろな部分が凍って始動できない! という事態も起こり得ます。クルマに積もった雪は人力で落とせても、エンジンがかからないのでは出勤できませんからね。

寒冷地仕様は大きなSUVや4WDなど、大きくてタフなクルマにしか設定されていないのかとも思われますが、トヨタの「アクア」のようなコンパクトカーにもあります。値段はその分高めになりますが、寒冷地でクルマを故障させてしまったり、レッカーを呼ぶことを考えれば、決して高額な出費ではありません。今後、寒い地域へ引越しや転勤を予定している方は、クルマも「寒冷地仕様」にすることをお忘れなく。

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