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2020.01.14

日本仕様車ならではの「痒いところに手が届く装備」とは?

ドアミラーの格納

アメリカに住んでいると、自動車についても「日本仕様って便利だったな〜」と感じることがたくさんあります。日本仕様では当たり前のように付いているアレも、アメリカ仕様には付いていないことも多いのです。

「電動格納ドアミラー」がまさかのオプション!?

手元のスイッチ一つで、ウィーンと畳まれる電動格納ドアミラー。日本車なら最近ではどんなにお安いクルマでも付いているでしょう。しかし、アメリカでは高級車でも「オプション設定」であることが多く、ほとんどの人が付けません。

それを聞いてあまりにビックリしたので、周りのアメリカ人に聞いたところ「なぜミラーを格納する必要があるの?」と逆に質問されてしまいました。「ほら、ミラーを畳んでいないと、駐車場でクルマとクルマの間を通り抜けるときにガンッと当たってしまうでしょ? 人間も痛い思いをするし、クルマだって傷が付いちゃう」と言ったら「そんなこと今までに考えたことが無かったよ」という反応が返ってきました。日本のように、狭いガレージもあまり無く、ドアミラーを畳まないとクルマ同士がすれ違えない道も無いため、アメリカ人にはまったくそのニーズが分からないようです。

日本車の多くに装着されていると言うと、「そんなものが必要なほど日本の道路や駐車場は狭いのか……それじゃ自分は日本で運転はできないな(笑)」と言う人がほとんどです。

私は自動車ライターなので、こちらの日本人からいろいろなクルマの相談をされます。「そういえば最近買ったクルマ、ドアミラーの格納ボタンが無いのだけど……」と聞かれたので、オプション設定であることを伝えると、その人は「ええ〜!!」と驚いた後に、アメリカではミラーを畳むことは滅多に無いことに初めて気づいていました。

バックギアに入れたときの「警告音」が鳴らない!

ギアをR(リバース)に入れると「キンコンキンコン」「ピーピー」と、その自動車メーカーやクルマ毎に違った警告音が鳴りますよね。乗用車の場合は室内で聞こえているだけで、トラックのように車外でも鳴っているわけではありませんが、アメリカ仕様では室内でもこの音が鳴らないクルマが多いのです。アメリカに来たばかりの頃、レンタカーや試乗車など、どんなクルマに乗ってもバックギアに入れた時のピーピー音がしないので、シフトレバーがちゃんとRに入っているか、二度見、三度見をしてしまったくらいです。

これもなぜ必要ないのか? とアメリカ人に聞いてみると「そういうものだから」と答えが返ってきました。日本って人だけじゃなくて、クルマも親切なのね、と言われましたが、本当にその通り。よく海外に行くと日本の「ありがたさ」を改めて実感するとは言いますが、日本のクルマも同じのようです。

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