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2020.02.25

クルマは「いい人」から購入したいと思いますか?

クルマに乗るシニア

クルマはどこから買うものでしょう? 販売店や中古車屋さん、最近ではインターネットオークションやカーシェアリングなどの購入(利用)方法を選ぶ人も増えています。しかし、年配の方ほど「クルマは人から買うもの」とおっしゃるのはなぜでしょう?

営業マンがいきなり家に来る! 昭和から受け継がれるクルマの販売方法

「クルマは人から買うものだ。ウチは妻も息子も親戚もト○タの販売店の営業○○さんから買っているから、他のメーカーは買わない」

今でもこんなことを言っているご年配の方々、あなたの周りにはいませんか? 昭和生まれの皆さんは、クルマの営業スタッフが家に来て、自宅の居間で両親と商談をしているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。平成の後半に入るくらいまで、クルマの商談と言えばそれがスタンダードなスタイルでした。クルマは同じメーカー、同じ販売店から、同じスタッフと商談して代々購入するもの、というのが昭和と平成のオジサンたちの考え方で、一家全員で同じメーカーのクルマを所有していることも少なくありませんでした。

お客様の住所をゲットしたら、その日の夜にはカタログと見積もり書を持ってご自宅へ訪問するのが営業スタッフの手法だったのです。最初は門前払いをくらいますが、二度、三度と足を運ぶうちに「キミの根性には負けたよ」と言われ、家へあげてもらえればシメたもの。

今ではインターネットでクルマの情報が簡単に見られますし、値段を比較検討したり、オンラインで見積もりを取ったりもできます。少し前までは新車を購入するにはディーラーに行き、見積もり書を作ってもらい、試乗をしなければいけませんでしたが、最近はネットですべて終わらせて、「あとは注文するだけ」の段階で初めてディーラーへ足を運ぶ人も多いようです。

しかし、いくら購入までのプロセスが簡単になったとは言え、ネットショッピングのようにポチッと購入ボタンを押したら、数日後にクルマが届く! とはいかないのが自動車の販売です。やはり「人」を介さずには買えないのがクルマという商品。最終的にはやはりスタッフとのやりとりで発注へと進むわけですが、ここで人間として「情が移って」しまうこともあるのです。

「親切なスタッフから買いたい」と思うのは日本人ならでは

欲しいクルマのグレードもカラーも決めて、あとは発注するだけなら販売店は一件を訪問すれば良いですが、2車種以上を比較し、最終的な見積もり書を取るとなったら、販売店は2件以上行かなければなりません。クルマの値段や条件がほぼ同じであれば、どちらのお店から買いたいか? はスタッフの対応の良さに委ねられるでしょう。いくら自宅へ訪問するスタイルの商談が減ったとはいえ、親切にしてくれたスタッフに情が移ってしまい「感じが良かった〇〇さんから買おう」という結論になることもありますよね。とくに「クルマは店ではなく人から買うもの」という意識の強い50、60代以上の年代が商談に同行すると「営業さんがいい人だったから、あちらのお店にすれば?」と、クルマそのものではなく「人」の良さで決めてしまう人もまだまだたくさんいるようです。

クルマの性能、デザイン、値段の条件、使いやすさなど、クルマ選びのポイントは人それぞれです。日本ではそれらに加えて「営業スタッフの感じの良さ」も大きな決め手になる傾向が強いと感じます。一方、こちらアメリカではスタッフの対応云々よりも、自分が欲しいクルマかどうかが最優先。「ディーラーの営業さんがいい人だったから購入した」と言うと、大抵のアメリカ人には「そこ重要なの?」と驚かれます。

でも、クルマは高額な買い物ゆえ「気持ちよく購入できるかどうか」はとても重要だと思いませんか? クルマとの出会いは、クルマをあなたの元まで届けてくれるスタッフとの出会いでもあります。後々、買って良かったと思えるためには「人選び」もなかなか大切だと思います。

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