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2020.04.22

緊急事態のアメリカで、クルマ生活はどう変わってきているか

マスク女性とクルマ

新型コロナウィルスが猛威を奮っているアメリカですが、私の住むマサチューセッツ州ではすでに1ヶ月以上にわたって外出禁止令が出されています。こんな状況でも人々の生活に欠かせないのはクルマですが、その使い方も少し変わってきました。現在のアメリカのカーライフから、こちらの「危機感」をお伝えしたいと思います。

スーパーマーケットは営業していても、クルマに乗って行くのは基本的に一人

週末になるとアメリカのスーパーマーケットは家族連れで賑わいますが、現在はほとんどのお客が一人で来店しています。入場制限を設けている店が多く、列に並ぶときにも6フィート(約1.8メートル)の間隔を開けて並ばなければなりません。自由なアメリカ人がみんなマスクをして、他人から離れて列に並んでいる姿を見ると、慣習さえ変えてしまう新型コロナウィルスの怖さを改めて実感します。

クルマでの移動も、基本的には一人で運転している人がほとんどです。車内は日本で言うところの「3密(密閉、密集、密接)」を実践してしまう空間なので、他人との同乗はもちろんNGですし、身内同士でも乗る人数は最低限に抑え、必要最低限の買い出しに、家族の一人だけが出かけます。

スーパーでの買い物を終えると、店の入り口にある消毒液を手に吹きかけ、徹底的に除菌をしてからクルマに乗り込みます。クルマの内装は樹脂やプラスチックを採用しているため、ウィルスが付着すると数日間は消えないと言われているので、車内に持ち込まないよう最大限の努力をします。エコバッグはウィルスを撒き散らす可能性があるとして持ち込めなくなった店がほとんどなので、クルマに乗り込むときに、持参したバッグに買ったものを詰め替えることもあります。こちらでは取っ手のない紙袋が多く、物を入れすぎると底が抜けてしまったり、持ち歩くのが不便だからです。

ガソリンスタンドはほとんどが「セルフ化」に

クルマに乗っていて、どうしても人との接触を避けられないのがガソリンスタンドです。アメリカのガソリンスタンドは夜間だけセルフ形式になるところも多く、現在はスタッフが給油する「フルサービス」の店は、ほとんどがスタッフを置かずにセルフ化しています。

しかし、不特定多数の人が給油機に触りますし、クレジットカードを差し込んで操作パネルを押さなければ給油ができませんので、感染リスクが高い場所でもあります。やはりここにも消毒液が置かれ、給油作業が終わったらお客は手をよく消毒してからクルマに乗り込みます。

日本も緊急事態宣言が出て、「クルマで他人に会わないお出かけなら大丈夫では?」と考える人も多いかもしれません。しかし、一度車内に持ち込まれたウィルスは、密閉空間では広がるのはあっという間です。今は、私たちも実践しているように、とにかく家から出ないこと。もし、どうしてもクルマで出かけなければいけない場合は、他人を乗せないこと、一人で乗ること、そして手と車内の消毒を徹底することを心がけていただきたいです。

おしゃべりが大好きで、クルマで遠くまで出かけるのが大好きなアメリカ人が、毎日何百人、何千人と新型コロナウィルスに感染しています。家族でのドライブも、この緊急事態が終息を迎えてからにしませんか?

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