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2020.07.10

コロナ後はクルマの商談も「オンライン化」が進む?

オンライン商談

アフターコロナの生活では、新しいスタイルが次々と生まれそうですが、クルマの購入についても例外ではありません。この数ヶ月で様々な「オンライン化」がすでに定着しつつありますが、これからはクルマを買うのも、営業スタッフと対面での商談は少なくなっていきそうです。

試乗は「スタッフが同乗しない」が新スタイルに

先日、私はアメリカで使用中のクルマを買い替えるためにディーラーへ足を運びました。次に検討している車種をいくつかオンラインで伝えてあったので、すでに私が到着する頃には数台のクルマが駐車場に用意されていました。

前回、試乗した時には当然のように営業スタッフが助手席に乗って、ディーラー周辺の道路を運転したのですが、今回は「私たちは同乗しません。家族だけで乗ってOKです」とのこと。新型コロナウィルスの感染予防のため、アメリカでは数ヶ月間に渡って自動車ディーラーは休業していましたが、この6月に再開し、試乗はほとんどが「お客のみ」でというガイドラインで行われているようです。

どの国でも今は「他人とクルマに一緒に乗ること」は感染リスクを上げてしまう行為です。

いくらお客さんが一緒に乗って欲しくても、これからは営業スタッフの同乗は難しくなるでしょう。試乗の前に質問したいことや、押さえておきたいポイントがあれば、あらかじめメモにして忘れないように確認することが重要になってきます。

すでに「オンライン商談」を始めた自動車メーカーも

日本の自動車販売会社でも、商談でディーラーへ足を運ぶ機会を減らすべく、オンラインで事前に質問を受け付けたりするサービスを始めているようです。日産は来店前のお客様に対して、クルマの購入相談ができる「オンラインチャット」の実施を始めました。現在では「セレナ」を始め「デイズ」「ノート」「ルークス」「エクストレイル」についての相談が可能で、先日発売されたばかりの新型SUV「キックス」も加わるそうです。

オンラインで相談できることで、ディーラーへの来店は最小限で済みますし、面と向かって聞き辛いお値段の相談や、実際の価格などについても遠慮なく聞けるのがメリットです。来店するのは試乗や契約などの「手続き」が主な目的となるので、何度も足を運ぶ手間も省けます。

また、ボルボ・カー・ジャパンは「オンライン商品説明」を7月から全国展開します。これもスタッフとの接触を減らすことが目的で、ホームページ上に開設された「ボルボ・デジタルラウンジ」にショールームにある展示車を映し出し、内外装色やシート生地などのマテリアルを使ってオンラインで提案できるようになります。

また、ボルボは試乗においても事前に「動画」で体感ポイントをお客様に確認してもらうことで、スタッフが同乗できない点をカバーします。今後はこのように「スタッフが乗らないスタイル」の試乗や、オンラインで車両についての説明を受けることがどんどん増えていくはずです。と、この原稿を書いているところで、今度はとある輸入車メーカーから「オンライン新型車発表会」の連絡が入ってきました。もう、新車の発表さえもバーチャルで行う時代に突入したようです。

しかし、クルマはまだまだ、現物を見ないで買えるカジュアルな商品ではないと思います。じっくり触れられる機会があるならば、しっかりと確認したい部分を自分の目で見るのも必要です。その分、事前にオンラインで知りたいところはきちんと聞いておけるよう、今後は「リアル」と「オンライン」を賢く使い分けてクルマ選びをしたいものですね。

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