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2020.10.01

チャイルドシート義務化から20年が経ちました

チャイルドシート

2020年で6歳未満の子どもへのチャイルドシートの使用義務化から20年が経過します。今夏、三井ダイレクト損保株式会社がチャイルドシートにかんする調査を行ったところ、興味深い結果が出たようです。皆さんはお子さんがチャイルドシートを嫌がる時にはどんなことをしていますか?

7割以上が「子どもを乗せる時に嫌がられたことがある」と回答

三井ダイレクト損保が行なった調査の結果として、1103人の回答者のうち、73.1%が「子どもにチャイルドシートを嫌がられたことがある」と回答しています。さらに、「子どもがチャイルドシートを嫌がったため、出かけるのを断念したことがある」と回答した人は34.7%いることもわかりました。チャイルドシートに載せられなかったために、クルマで出かけられなかったことがある人が3割もいるのです。

嫌がる子どもへの対応として「飲み物・食べ物を用意する」と答えた人が52.1%、「おもちゃ、絵本などの遊ぶものを用意した」と答えた人が50.5%いる一方で、「泣いても気にせず強引に乗せた」と答えている人も32.5%います。

クルマでお出かけする時、子どもの機嫌に足止めされてしまうことはよくあります。特に2、3歳頃の「イヤイヤ期」ともなると、服を着るのもイヤ、靴を履くのもイヤで、さんざん親子でバトルを繰り広げた後で、さらにチャイルドシートでイヤイヤ……パパもママもキレてしまうのは仕方がありません。「強引に乗せた」と答えた人は割合的にもっといてもおかしくないと思います。

私は娘を生後1ヶ月からベビーシートに乗せ、同じシートをチャイルドシートとしても使いました。取り付け方向を後ろ向きから前向きには変更する必要はありましたが、基本的に赤ちゃんのときから「クルマではこれに乗る」という習慣を付けたので、ギャンギャン泣きわめくほど嫌がられたことはありません。これからパパやママになる人には、まだ寝ているだけの赤ちゃん時代からベビーシートに慣れてもらうのをオススメします。物心がついてしまうと、不慣れなものは嫌がるのが子どもです。もし大人の言うことが理解できる年齢になっても嫌がるようであれば、事故をしたときや、急ブレーキを踏んだ時に車内でぶつかって大きなケガをする、最悪の場合は命の危険があるとしっかり伝えてみましょう。多くのお子さんは真剣な顔をして聞きますし「ちゃんとチャイルドシートに乗れる子がカッコいい」と教えると、すんなり座ってくれます。

義務化を知らない人もまだ1割近くいる

「チャイルドシートを使っていて良かったと思ったことがある」と答えた人は81.3%もいて、その経験として「急ブレーキをかけた時」と回答しています。急ブレーキ時に子どもは体をシートに固定していないとフロントシートに強打してしまい、衝突時にはガラスを突き破って車外に投げ出されることもあります。

その一方、チャイルドシートを使わないと子どもの安全は守れないと20年間に渡ってこれだけ訴求され続けていても、まだ9.1%の親が「6歳未満の子どもへの使用義務を知らない」と回答しています。さらに、交通事故時にチャイルドシートを使用していないと、過失の割合が加算されてしまうことを知らない人も12.8%いました。

まだチャイルドシートを使用せず、子どもを走行中の車内で遊ばせてしまっている親を見かけるのは、知らない人がこれだけいるからだったのです。しかし、チャイルドシートを使わないと、子どもの命が犠牲になることもありますし、事故をしたら過失も増えるなど良いことは一つもありません。小さいお子さんがいる人は、今はガマンの時かもしれませんが、過ぎ去ってしまえばあっという間のこと。最近、私の娘はジュニアシートまですべて卒業しましたが、誰も使わなくなったシートを見ると、子どもの成長は嬉しいけれど、もう必要ないのかと少し淋しくなったりもしています。

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