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2021.01.22

日本とアメリカの「クルマにかかる税金」どちらが高い?

お財布持って困る主婦

「日本はクルマにかかる税金が高すぎる!」と言われていますが、どのくらい高いのでしょう?私もアメリカに移住するまで気づきませんでしたが、実は、日本と比較するとアメリカはクルマに関わる税金がだいぶ少ないのです。

日本でかかるクルマの税金、これだけ項目が多い!

日本でクルマを「所有」すると、所有者は主に以下の税金を払うことになります。

・消費税(購入時)

・自動車重量税(購入時・車検時)

・自動車税(年に一度、排気量別に徴収)

・自動車取得税(旧)→現在は「環境性能割」による税率で徴収(購入時)

「自動車重量税」は外国人に説明が難しい税金の一つです。「重いものに課税され、該当するのは主に自動車」と言って、きちんと理解してくれた外国人に、私はまだ会ったことがありません。「なぜ重いものが課税されるの?」と逆に聞かれます。そういった種類の税金が海外諸国では存在しないことが多いからです。

この他にも「高速道路の利用料金」にも消費税が含まれるなど、クルマの所有者が支払う税金は多岐に渡ります。

さらに、日本はガソリン税が高く、130円単価のガソリンのうち、60円〜70円が税金と言われています。ガソリンにかかる料金の約5割は税金なので、これが外国から見ると「日本はクルマに乗るのにお金がかかる」と言われる理由なのかもしれません。

アメリカは「セールスタックス(消費税)」だけ

アメリカでクルマを購入したときの見積もり書の「税金」の項目には「Sales Tax」(消費税)しかありません。私の住んでいる州では本体価格の約6%を支払います。

アメリカにはいわゆる「自動車税」のように毎年ユーザーが支払う税金や、取得税、重量税のように「クルマのような贅沢品にかかる税金」という項目がないのです。

ガソリンも、アメリカの税負担率は約18%(全州の平均値)なので、日本がいかに高い税率で課税されているかがわかります。車検に関しても「ステートインスペクション」と呼ばれる検査を年に一度受けるのが義務付けられているだけで、料金は私の住むマサチューセッツ州では35ドル。この検査はすでに廃止されている州もあります。

そのため、アメリカは日本と比較して、クルマにかかる税金が圧倒的に安いと感じます。しかし、税金や車検、メンテナンスがパックになった「リース」や「サブスクリプション」、利用料金だけを支払って必要なときだけ使う「カーシェアリング」など、「所有せずにクルマを利用する」という選択肢が日本のように充実していない地域もたくさんあります。

クルマを「所有」することで、たくさんの税金を払わなければいけない日本ですが、税金が維持費の負担として大きいと考えるなら、今後はリースやサブスク(定額制)など「所有にこだわらない」使い方も考えてみても良いでしょう。

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