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2021.03.02

突然の雪でパニックにならない!オールシーズンタイヤとは?

雪の道

雪国では冬用タイヤを用意する人もいますが、雪で不便な思いをするのは「年に数回だけ大雪が降る地域」の人も同じです。そんな人は、タイヤの種類を根本的に見直してみるのも一つの解決方法です。

アメリカの雪の多い地域ではオールシーズンタイヤが標準装備

私の住む米国マサチューセッツ州は日本の北海道と同じ緯度なので、冬場は週に一度くらい30cm以上の積雪があります。当然、クルマは4WDが売れていますし、二輪駆動で慣れない雪道を走り、スタックして慌てている若者も多く見かけます。雪に強いと言われる前輪駆動車(FF)でも、舗装道路に雪が積もってしまうと、あっという間にスリップします。

しかし、4WDとはいえ、雪が積もった急な坂道をノーマルタイヤで走るのは非常に危険です。そのため、こちらではクルマを買うと「オールシーズンタイヤ」が標準装備されていることが多く、圧雪された路面なら普通に走れるタイヤを履いているクルマがほとんどです。

もちろん、私のクルマも4WDでオールシーズンタイヤを履いています。2月になると毎週雪が降りますが、原付バイクが登れないような坂道でも、雪の路面は余裕で走れます。アメリカに来て3年目の冬ですが、冬用タイヤをわざわざ用意したことは一度もありません。こちらに来てから、改めてその便利さと信頼性を実感しています。

日本でも商品が増え続けているオールシーズンタイヤ

日本でも毎年のようにこのオールシーズンタイヤの新商品が発売されています。この商品のターゲットは「年に数回の雪のためにスタッドレスタイヤを用意したくない」「マンション住まいだから、タイヤを保管しておく場所がない」「でも、クルマは毎日のように使うから、急な雪で走行できなくなるのは困る」という人たちです。

今では国内の主要タイヤメーカーのほとんどが販売しているオールシーズンタイヤのメリットは、まずタイヤの保管場所が必要なく、取り付けや交換の手間や料金が省けること。きちんと圧雪された道や、市街地であれば十分に走行できるので、急な雪の予報でもタイヤショップやガソリンスタンドに出向く必要もなく、コストも抑えられます。

デメリットは、凍結した路面が走行できないことです。これがスタッドレスタイヤとの大きな違いですが、シャーベット状の雪程度であれば走れてしまいます。チェーン規制は突破できませんが「冬用タイヤ規制」であれば、オールシーズンタイヤでもOKです。

私も普段からオールシーズンタイヤのクルマを運転していますが、室内に響くタイヤの走行音もノーマルタイヤと差がないと感じますし、何より「明日は大雪だって!タイヤどうしよう……」と慌てなくても済むのがありがたいポイントです。

この冬は突然の雪で困っている人も多いはずです。まだまだ季節的には油断ができませんので、次のタイヤの買い替えではオールシーズンタイヤを選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょう? 冬場のタイヤ交換という、地味なストレスからも解放されますよ。

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