SERVICE & INFO.
home

2021.04.01

クルマ選びで夫婦喧嘩が起こるのは、アメリカでも同じです

ピックアップトラック

仲の良い夫婦であっても、クルマ選びの意見が必ずしも一致するとは限りません。むしろ、高額な買い物だからこそ、何度も話し合いを重ねるご夫婦も多いでしょう。私の住むアメリカでも、夫婦で欲しいクルマの意見が分かれて夫婦喧嘩になることも多いそうです。

夫婦喧嘩になりやすい車種はピックアップトラック?

日本では2021年1月に自販連(一般社団法人日本自動車販売協会連合会)が2020年の新車販売台数(軽自動車を除く)を発表し、トヨタの「ヤリス」が1位になりました。これはヤリスの通常モデルに加えて、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」やスポーツモデルの「GRヤリス」も含まれた台数なので、単一モデルでは2位の「ライズ」の方が売れているとも言えます。

このライズように、日本ではコンパクトなSUVモデルが人気を集めていますが、アメリカでは乗用車よりも売れている車種が「ピックアップトラック」です。2019年にアメリカで一番売れた乗用車はトヨタ「RAV4」で、約44万台が販売されましたが、同じ年に売れたピックアップトラックは、なんと上位3位までがこのRAV4以上に売れているのです。

2019年のアメリカでの販売台数1位のフォード「Fシリーズ」は約89万台、2位のRAM「ピックアップ」は約62万台、シボレー「シルバラード」は約57万台という販売台数を誇っています。たしかに、アメリカに住んでいると、郊外のお宅では2、3台あるクルマのうちの1台はピックアップトラックが多いと感じます。

しかし、広いアメリカだからといって、みんなが大きなクルマを欲しがるわけではありません。クルマの話題になるとよく出てくるのが「トラックを買いたい旦那さんと、反対するが結局はケンカになる」という話です。日本でもクルマ選びは夫婦の意見が合わず、揉めてしまう夫婦もいますが、なぜアメリカでは「ピックアップトラック」が原因になるのでしょう?

アメリカ人でも、大きいクルマは運転しづらい人がいるから

アメリカに住んでいる人は、体型や身長がみんな大きいわけではありません。とくに体の小さな方は大きなサイズのクルマは運転がしづらいし、縦列駐車や車庫入れは難しいと感じる人もいます。

しかし、アメリカ人の多くのお父さんたちにとっては、ピックアップトラックはステイタスシンボルでもあり、小さい頃から大人になったら乗りたいクルマとして憧れ続けてきた人もいるのです。子供が高校生になると、運転免許の試験のために自宅のクルマを使って練習をさせる人がほとんどですが、いきなりトラックを運転させるパパもいるくらいです。

そこで「ずっとピックアップトラックが欲しかったパパ」VS「大きすぎて運転しづらいから必要ないママ」の意見がぶつかり、ケンカになってしまうのだとか。

「ホームセンターで大きなバーベキューコンロを買って持って帰れる」→「10年に一度くらいしか買い換えないのだから、配達してもらえばいい」

「クリスマスツリーも荷台に積める」→「年に一度、一本しか買わないのだから無理やりにでも車内に積めばいい」

「友達の引っ越しも手伝える」→「そんなにしょっちゅう引っ越す友達はいない」

このような応酬バトルが繰り広げられ、パパたちは「ピックアップトラックを買うために、どうやって奥さんを説得するか?」という話題には事欠きません。

日本では、駐車場に全長6メートルもあるトラックを置ける家はそう多くはないので、アメリカなら買っても良いのでは?と思うときもあります。でもやっぱり普段の買い物に使うには大きすぎるので、自宅にあるよりも「友達が持っていたら嬉しいクルマ」かもしれません。引っ越しのときに手伝ってもらえそうですし、クリスマスツリーを運ぶのにも借りられたらありがたいですから。

関連ブログ記事

SERVICE & INFO.
Copyright © 2015 Sanikleen Corporation all right reserved.

お電話

オートリースのお問い合わせ・資料請求
smp-menu