クルマ選びの基準は人それぞれです。外観スタイル重視の人もいれば、乗れる人数やインテリアのデザインが大事な人もいますよね。しかし「オーディオ」にこだわって選んでいる人はいるでしょうか。車内で楽しく過ごすために、カーオーディオの音質にも注目してみませんか？
意外と見落としがちな「カーオーディオの音質」
クルマを買うときの試乗では、視界の良さや車庫入れなど、運転しやすさをチェックする人は多いですが、オーディオを聴く人は少ないように感じます。
しかし、クルマを買った後にラジオや音楽を聴いてみて「あれ？ 前に乗っていたクルマよりも音質がイマイチだな」と感じたことはありませんか。とくに、今までよりもコスパ重視でクルマを買った場合や、廉価グレードを買うとよく起こります。
クルマのインテリアも重要ですが、カーオーディオの音質は車内の高級感にも大きく影響します。同じ曲を聴いているのに「なんだか音が安っぽい」「この音はすごく臨場感がある」と差を感じるのは、スピーカーの数やオーディオメーカーにも左右されるからです。
しかも、新型コロナウィルスの流行により、人との接触を避けて自動車での移動を希望する人も多くなってきているため、カーオーディオは車内でいかに楽しく、快適な時間を過ごせるかのキーアイテムになりつつあります。
家で一人になれない人は、クルマで思い切り好きな音楽を聞いたり、カラオケ代わりに大声で歌えばストレス発散もできますよね。そんなときに「高音質のカーオーディオ」があれば、その楽しさや開放感も倍になると思いませんか。
ワンランク上のオーディオにしたいときは？
多くの自動車メーカーは上級グレードやメーカーオプションなどで、プレミアムメーカーのカーオーディオを設定しています。
例えば、トヨタは「JBL」や「マークレビンソン」、日産とマツダは「BOSE」、スバルは「ハーマンカードン」、アウディは「バングアンドオルフセン」など、高級オーディオメーカーからも本体やスピーカーの供給を受けています。もともとは家庭用オーディオを数十万円から数百万円で販売している世界的に有名なメーカーばかりですから、車内で堪能できるならむしろ安いと思えるほどです。
また、カーオーディオに「プレミアム」や「◯◯サウンドシステム」のような名前が付いていると、オーディオ本体はもちろん、スピーカーの位置や数もそのクルマ専用に開発されているので、音質もワンランク上です。スピーカーを後から増設することは難しいので、クルマの購入時に迷ったら、スピーカーの数がより多いグレードを選んでおくのがオススメです。
カーオーディオの音が良いと、ドライブに出かけるのも楽しくなります。次のクルマを買うときには、試乗で「音質のチェック」もお忘れなく。
