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2021.08.27

同乗者の「車酔い」は、あなたの運転テクニックのせいかもしれません

車酔いの女性

皆さんのご家族には車に酔ってしまう人はいるでしょうか?「車酔いは体質による」と言われることもありますが、ドライバーが少しだけ運転の仕方を変えるだけで、だいぶ良くなることも期待できます。あなたの運転が、同乗者の車酔いの原因になっていないかチェックしてみませんか?

アクセルとブレーキの操作は「急」を避ける

私が自動車メーカー関連会社に勤務していた頃、新車を試乗するときには「同乗者を不快にさせないのが上手な運転」と言われ、テストドライバーやモータージャーナリストなど、多くの方々からアドバイスをもらいました。

そして、出産してからは娘やその友達を乗せるようになり「大人よりも子供の方が、運転の仕方によって車酔いを起こしやすくなる」と実感するようになりました。ついうっかり急ブレーキや急発進といった運転をしてしまうと、子供たちはすぐに「気持ち悪い〜」と訴えてきます。改めて、かつてのアドバイスを思い出し、「家族の車酔いは、自分の運転のせいでもある」と感じたのです。

よく、同乗者が車酔いをしないためにはブレーキ操作に気をつけるように言われました。完全にクルマが停止する直前にグッとブレーキを踏み込むと、同乗者の頭が「カックン」と揺れてしまい、車に酔いやすくなってしまいます。停止する前からアクセルを緩め、ブレーキもゆっくり踏みながら速度を落としていき、クルマが停止する瞬間には「フワッと」ブレーキペダルを踏む力を「ちょっと抜く」くらいで停まります。

アクセルを踏むときも、「急加速」と「速い速度でカーブを曲がること」をとにかく避けて運転します。アクセルを急に踏んで、加速と減速を繰り返すのが車酔いの原因と言われがちですが、実はカーブを曲がるときの十分な減速も重要なポイントです。カーブに進入するときに速度が出過ぎていると、同乗者にかかるGも大きくなり、頭が大きく揺さぶられることになるからです。

ハンドルはゆっくり、最小限の操作で

アクセル&ブレーキだけでなく、ハンドル操作も同乗者の車酔いを引き起こす原因になりがちです。

同乗者の車酔いを防ぐには「ハンドル操作は必要最低限で」と教えられました。カーブを曲がるときには、きちんと減速して進入すればハンドルは最小限の角度でもきちんと曲がることができますが、進入速度が速すぎると、大きな角度でハンドルを切らなくてはいけなくなり、結果として同乗者の頭が「グワンッと」揺れてしまいます。

カーブを曲がるときだけでなく車線変更も、急なハンドル操作で「グイッと」やるのではなく、緩やかな弧を描くような感覚で行えば、同乗者に必要以上にGがかかって体が左右に振られることを避けられます。

「ウチの子、なぜか車に酔いやすい」と感じる人は、酔い止めの薬に頼る前に、自分の運転は同乗者が酔いやすい運転ではないかをチェックしてみてはいかがでしょう? わが家の娘は、私がうっかり「カックンブレーキ」をやってしまうと、最近では「その運転、酔うー!!」と、事細かにダメ出しをしてくれるようになりました。

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