花粉が飛び始める季節はもちろん、ウィルスも気になるドライバーに気づいていただきたいのが、エアコンフィルターの重要性です。最近、ある自動車メーカーからは車内のウィルスも減らしてくれる高機能なフィルターも登場しています。
花粉やウィルスが気になるなら、エアコンフィルターを交換
「なんだか車内が埃っぽい」「花粉が気になる」「乗ると鼻や喉がムズムズする……」
クルマに乗ったときにそんな不快感を感じたら、まずはエアコンフィルターを最後にいつ交換したかを確認しましょう。３年、５年とクルマに乗り続けているのに、一度もエアコンフィルターを交換したことがない人もいるようですが、車検や定期点検で交換してくれるパーツではないので、自主的に交換をお願いしていないからかもしれません。
エアコンフィルターには「花粉防止タイプ」や「ウィルス除去タイプ」など、いくつか種類があるので、自動車ディーラーやカー用品店などで自分のニーズに合ったものを選んで装着してもらいます。
何年も取り替えずに使用したエアコンフィルターを見ると、おぞましいほどの汚れがビッシリと付いていることもあります。「こんなのを通した空気を車内で吸っていたのか！」と愕然としますので、なるべくなら１年に一度、花粉やウィルスが気になる季節の前には交換をおすすめします。
商品の種類やメーカーにもよりますが、フィルターの寿命は１年程度と言われていますので、定期点検やオイル交換のときには、エアコンのフィルターのことも思い出してみてください。
新型コロナウィルスに対応した商品も登場
昨年、ホンダではなんと「新型コロナウィルスを除去するエアコンフィルター」が発売されました。その名も「くるますく」です。
ホンダ車に標準装備されたエアコンフィルターに重ねるだけで、ウィルス飛沫に特殊な表面形状がダメージを与える商品で、車内に浮遊している飛沫を「内規循環モード」にすれば、約15分間で99.8％以上も除去できるそうです。アルミメッシュの表面にある突起が、ウィルスをキャッチして不活化する仕組みで、ホンダのディーラー「ホンダカーズ」に持ち込めば、ホンダ車の多くの車種（年式やモデルによる）に装着できます。
エアコンフィルターも、花粉やPM2.5などの排気ガスだけでなく、ウィルスまでも除去してくれる高性能な商品が登場しています。車内の空気にも敏感になりつつある時代だからこそ、機能を重視して選ぶのはもちろん、こまめな交換も大切です。「エアコンフィルターなんて最後にいつ交換したかしら？」と思った方は、今すぐのチェックをおすすめします。
ホンダ「くるますく」商品HP
