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2022.03.07

一般的な日本の交通ルールでも、アメリカでは誰もやっていないこと

車と踏み切り

場所が変われば交通ルールや運転マナーも変わります。そこで今回は、私がアメリカに来てから「これって日本だけのルール?」だと気づき、アメリカ人からは「なぜやらなきゃいけないの?」と疑問に思われたことをご紹介します。

「サンキューハザード」は誰もやらない

最近、日本でも「その運転マナー、本当に必要?」と議論が巻き起こっている「サンキューハザード」。車線へ割り込むときに進路を譲ってくれたドライバーへ「ありがとう」を伝えるためにハザードランプを点灯させることですが、私はついつい日本での習慣が抜けず、これをアメリカでもやってしまったら「逆に危ないからやるな」と言われました。

ハザードランプは後続車に停止や減速走行などを伝える表示灯。路肩に緊急停止する、法定速度よりもゆっくり走らなければいけない状態など「このクルマ、普段と違う状態だから気をつけてください」とアピールするためのものです。

道を譲ってあげた瞬間に点灯させてしまうと「このクルマは異常なのか?」と後続車のドライバーが警戒してブレーキを踏んでしまうこともあります。たとえそれが「気遣い」であったとしても、アメリカではただの迷惑。こちらでは軽く手をあげてドライバーへ感謝を伝えます。日本で運転したことがあるアメリカ人に聞くと「日本人はなんでもないことでなぜこんなにハザードランプを使うのか?」と疑問に思ったそうです。

ちなみに、駐車場のスペースにバックで入庫するときや、渋滞の最後尾のお知らせなどにも使いません。日本では「ありがとう」や「危ないから気をつけて」を伝えるのにも使われるハザードランプですが、アメリカでは「本当の緊急事態」にしか点灯しないのです。

「踏切手前での一旦停止」をする人もいない

アメリカでもっとも驚かれたのが「日本人は踏切手前で一旦停止をすること」です。これも日本での癖が抜けず、遮断機の手前で減速し、停止しようとしたところ、後続車から「プワー!」と思い切りクラクションを鳴らされました。

アメリカでは、踏切を通過するときは線路を突っ切るように走り抜けます。停止するのはあくまでも遮断機が降りているときだけ。きっと後続車は「遮断機が降りていないのに、なんで停止するんだ!!」という怒りのクラクションを鳴らしたのでしょう。「たまに踏切手前でいきなり停まる迷惑なドライバーがいるけど、あれって日本人か(笑)」と言われたこともあります。

日本では踏切の手前では一旦停止して、窓を開けて電車の音も聞くのが正しい交通ルールだと説明すると「だから日本はあんなに渋滞するんだな」というリアクション。やる意味がわからないことは実行しないタイプのアメリカ人にとっては「遮断機が電車の接近を知らせてくれるのに、なぜクルマ側がいちいち停まらなければいけないのか?」は疑問なのだとか。

しかし、日本の皆さんは、踏切手前の一旦停止という道路交通法は必ず守ってください。多くのアメリカ人には「もし遮断機が故障していたら、このまま踏切に突っ込んで電車が来たらどうなる?」という発想はないようです。できるなら私も踏切手前では停止したいですが、それをこちらでやると、追突される危険性もあるのです。

交通ルールや運転マナーは郷に入っては郷に従うのが、他のドライバーにも迷惑をかけない方法です。日本でも旅行や引っ越しなど、他県で運転するときには地元のルールにも敏感になっておくのが良いのかもしれません。

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