「もう、だからオバちゃんの運転は迷惑なのよね！」一度は思ったことがありませんか？見た目は若いのに、クルマの運転をさせると突然オバちゃんみたいになってしまう人、なにか理由はあるのでしょうか。
オバちゃんは突然停まる、曲がる、走り出すから危険!
先日、信号や横断歩道もない道路の真ん中で、私の前を走るクルマが突然停止。「具合でも 悪くなったのかな?」運転席を見るとハンドルを握るオバサマがじっと何かを見つめてい ます。視線の先には、なんと壁に貼られた選挙広報ポスター。その地区では選挙が近いよ うで、オバサマは候補者を見て、誰に投票しようか 10 秒ほど考えていたのでしょう。普段 は滅多に触れないクラクションを、さすがにその時は「プッ!」と鳴らしました。すると オバサマは後ろの私にやっと気づいて、あたふたとクルマを発進させるではないですか。
このように「周りから見たら想定外の行動」をするのがオバちゃん運転の典型的なスタイ ル。それは想像力や観察力の低下が原因です。自分が進む先しか見えていないと、自分が 思いついたところで急に曲がったり停まったり……。「なんだかあの人の運転、オバちゃん だから怖い」と家族やお友達が助手席に乗ってくれなくなってしまうのです。
ルームミラー、ドアミラーは適正な位置に合わせていますか?
私の知り合いで、いつ見てもルームミラーが自分の方に向いているオバサマがいます。お 化粧直しの道具だと思っているのでしょうか。ドアミラーも左右がバラバラの角度なので、 車線変更はどうしているのか心配になります。きっと進む方向しか見ていないのですね。 教習所で後方確認のためのミラーと習ったはずなのですけど。「発進」「曲がる」「駐車」の タイミングでは、ミラーをきちんと見てゆっくり運転するだけでも「オバちゃん運転」の レッテルは貼られずにすみます。
路肩に停めたクルマで、オバちゃんが車道側のドアを開けて自転車や原付バイクとぶつかりそうになり、ヒヤッとさせられることもあります。免許を持たない人は、クルマや二輪車の動きが予測できません。私は「運転免許をなにも持っていないオバちゃんの行動」が 車道においては一番怖いと思っていますので、そんな人をクルマに乗せるときも注意が必 要ですよ。
