クルマを買うときに「アルミホイールを付けますか？」と聞かれて「はっ？」と思った人は、野菜や魚を包んで焼いたりする銀紙を想像しちゃったかもしれませんね。実は、クルマの足元を格好よくしたり、燃費も良くなったりするアイテムのことなのです。
「アルミニウム」でできているのが「アルミホイール」
ホイールとはタイヤの真ん中にある金属の部分のこと。ここが回転してタイヤに動力が伝 わるから、クルマには無くてはならないパーツです。新車を注文するときに、車種によっ てはアルミホイールがオプション(選べる部品)だったりもします。もちろん、中古車で も装備品にちゃんと書いてあります。
その名のとおりアルミニウム合金でできたホイールですが「じゃ、アルミじゃないホイー ルは何でできているの?」と疑問に思いますよね? 正解はスチール(鉄)です。よく「て っちんホイール」なんて呼ばれることもあります。
アルミとスチールの決定的な違いは「重さ」と「見た目」
アルミ合金とスチール(鉄)の違いは重さ。人間が「アルミの靴」と「鉄の靴」を履いて 走ることを想像してみてください。鉄の靴だと、足を上げることさえもできないでしょう。 クルマでも同じことが起こります。アルミホイールの方が軽くてキビキビと動くので、運転する人も疲れにくくなりますし、運動効率が良いから燃費も良くなります。
あとは「見た目」の良さも違います。アルミホイールはスポーツカーや高級車の性能を上 げるために使われることが多かったので、今でも「アルミホイールじゃなければクルマが 安っぽく見えるのでイヤだ」と言うがいるのはそんな理由から。
今後クルマを買う予定がある人は、そんな「足元」にも注目してみてくださいね。
