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2018.11.12

米国クルマ社会の〇と✖

アメリカ人の運転と聞くと、大きなクルマをガンガン運転しているイメージを持つ人も多いかもしれませんが、アメリカのTVドラマで観た通り!という典型的なシーンはもちろん、意外と(?)ドライブマナーが良い人たちもたくさん見かけます。今回はアメリカの自動車社会について日本人が抱きがちなイメージの◯と×をご紹介します。

クラクションをすぐに鳴らすのは「◯」

アメリカの連続ドラマを観ていると、必ずと言っても良いほど登場するのが「高層ビル街のイエローキャブ(タクシー)がいっぱいの交差点で、クルマがクラクションを鳴らしまくるシーン」でしょう。確かに、昼も夜もニューヨークのマンハッタンでは「パア〜!」というクラクションが鳴り止みません。

信号が青に変わり、発進が少しでも遅れると「パー!」とやられてしまいます。都会だけかと思いきや、私が住んでいるマサチューセッツ州の郊外でも、クラクションは日本よりも多用されている印象です。アメリカでは「赤信号でも右からクルマが来なければ右折はして良い」というルールがありますが、ついつい日本の習慣で停止していると「パーッ!」と鳴らされます。「えっ!赤信号なのに?」とこちらが思っても、後ろの人は「右折なら行けよ!」と思っているわけです。大らかそうに見えるアメリカ人でも、そこだけはどうやらせっかちな人が圧倒的に多そうです。

みんな大きなクルマをオラオラ系で運転するのは「×」

アメリカにも「歩行者が横断歩道を渡ろうとしていたら停止する」という交通法規があります。スクールバスが生徒の乗降のために停止していたら、その100メートル以上手前から徐行し、対向車は乗り降り中には完全に停止して、バスの発進を待たなければなりません。おまけにカモやリス、ウサギや七面鳥はもちろん、郊外では大きなシカが飛び出てきますので、日本よりも野生動物との遭遇率が高い道路では、運転も慎重にならざるを得ません。

さらに、スーパーの駐車場ではほとんどのクルマが「前向き」に駐車します。バックで駐車しようとしてハンドルを切ると「何をするの?」という目で見られます。しかし、バックで駐車スペースを出る方が、よっぽど運転は難しくなるので、日本人としては「なぜわざわざ難しい方を選んで駐車するのか?」と疑問になります。

さらに、日本のようにコインパーキングが充実していないアメリカでは、路上に停めることが非常に多いので、クルマ一台分でもスペースを見つけたらササッと縦列駐車ができなくてはいけません。そのため、日本人が考えがちな「大きなクルマでガンガン大雑把な運転をするアメリカ人」はそんなに多くはいないのです。むしろ、アメリカ人の方が運転は上手ではないかと感じるくらいです。

そして、アメリカ人は意外なほど道をすぐに譲ってくれます。特に左折(日本だと右折)時には対向車が譲ってくれる率が日本より高いと感じます。保険料も高く、事故をしたらとんでもない金額がやりとりされるアメリカでは、自ら事故を起こさない努力が何よりも優先されているのでしょうね。

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