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2019.09.13

超!長距離運転をドライバー2人で乗り切るコツとは?

ハイウエイ

私は先月、自宅のある米国マサチューセッツ州からカナダのプリンスエドワード島まで、1000km以上の距離を自動車で移動しました。トータル11時間の運転ですが、このくらいはアメリカ人にとってはわりと普通のこと。そこで、現地在住のドライバーから「超長距離運転を乗り切るコツ」をいくつか教わりました。

ドライバー2人なら、1時間で必ず運転を交代する

「疲れたら交代するよ」と声を掛け合えば、ドライバー2人でどこまでも運転できる気もしますが、長距離運転に慣れたアメリカ人にとっては「疲れたら」では遅いのだそうです。日本よりもはるかに「景色のまったく変わらない道路」を運転すると、目から入る刺激の少なさから、いつもより疲労度は増し、眠気もすぐに襲ってきます。空の青とアスファルトのグレー、周りには緑の山しか見えない道。行っても行ってもそんな景色しか見えない運転を続けると、確かに「このままどこか別の世界へ行ってしまうのではないか?」という、フワフワした感覚にも襲われます。

そこで、現地の人に尋ねてみたら「どちらかが疲れたら、ではなく1時間で必ず交代する」と答える人がたくさんいます。疲れていてもいなくても、1時間ずつで運転を代わるようにすれば、ドライバーが2人だけでも10時間以上の運転を難なくこなせると。

言われた通り、夫と私で「きっちり1時間」で運転を交代してみました。すると、疲れ方が全然違うことに気づきます。今まで、ぐわんっと脳ミソが揺れるような眠気が襲ってくるまで運転を続けてしまっていたのに、1時間で交代するようにしてみると、時間を気にするようにもなり「あと○分だから頑張ろう」と、自然と運転に集中できていたのです。夫も同じように「あれ? なんだか疲れない」と不思議な様子。結局、途中で一泊するつもりが、一気にカナダまで走ることができました。

仮眠をとるなら、完全に横になる

とはいえ、ドライバーの体力もいつかは限界を迎えることもあります。まったく街灯の無い道や、いつ動物が飛び出てくるかわからないような山の中の道路を走っていると、いつも以上に疲れることもあります。アメリカ人の場合、疲れたら国道沿いに立ち並ぶ安いモーテル(簡易的な宿泊施設)に飛び込みで立ち寄ってしまうことが多いそうですが、一気に目的地まで走りたい場合には、やはり車内で仮眠を取るそうです。

シートを倒して眠ると、体が余計に疲れ、熟睡できないことが多いので、ほとんどの人が荷室側からリヤシートを倒し、フラットな状態になった車内で寝ていました。そのスタイルで寝れば、より疲労が回復するのだそう。夏場ならテントと寝袋を積み、キャンプサイトで一泊したり、トレーラーハウスを牽引したりと、「横になって寝る」スペースには事欠かないアメリカですが、日本ではフルフラットにできるワゴンタイプや、軽自動車をキャンピング仕様にしたクルマなどが便利でしょう。とにかく、完全に横になり、枕を使って15分ほど寝るだけで、かなり体力は回復します。

そんな工夫で、私は夫と2人で片道1000kmを超えるドライブを無事にこなせました。皆さんが長距離を運転するときにお役に立てれば幸いです。

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