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2019.05.10

クルマは「最上級グレード」を買うべき?

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クルマを新車で購入するときに必ず商談で決めるのが「どのグレードを買うか?」です。同じクルマでも、グレードによって全然違う性格になることもあるため、重要な商談ポイントですが、どのように選んだら良いのでしょう?

「一番お高いグレード」が人気だったのは過去の話?

「平成」が終わり、いよいよ「令和」の時代が始まります。平成の始まりと同時に弾け散ったバブル時代は遥か昔のことのように思えますが、クルマ選びもあの頃からはだいぶ変わってきました。

今から30年前、クラウンやセドリックなどの超高級セダンがじゃんじゃん売れていた時代は、グレード選びは「一番いいヤツ持ってきて」で完了していたようです。いわゆる「フル装備」の仕様が大人気で、オートエアコン、サンルーフ、カーナビなど、オプション価格にしたら軽く100万円は超えてしまうような装備が全て入ったグレードが「ステイタスシンボル」でもありました。クルマのトランクには、わざわざ後ろから見えるように「ロイヤルサルーンG」とか「ブロアム」など、車名に加えてグレード名のエンブレムまでこれ見よがしに貼ってあったものです。最近ではすっかり見なくなりましたが。

一方、その頃の「廉価グレード」と言えば、エアコンはもちろん、パワーウィンドウやパワーステアリングも付いていない原始的なクルマであることが多く、ホイールも思いっきりスチール製とわかり、営業用のバンのようなビジュアルでした。今では、一番お安いグレードでもそんなことはなくなってきています。

さて、それから30年経った今、グレードは必ずしも「最上級」が人気では無さそうです。

3つほどのグレードが設定されていることの多い国産車であれば、だいたい2番目あたりの人気があるのだとか。

実際、アメリカでも2番目のグレードが人気

私がアメリカでクルマを契約したときには、やはり2番目のグレードを選択しました。最上級グレードは電動サンルーフだったり、本革シートだったりと高級装備が満載ですが、そもそも「クルマは傷付くもの」「汚れるもの」「長距離の移動手段」と考えられているアメリカでは、やはり「真ん中くらい」のグレードが売れるのだとか。走るのに必要にして十分な装備が付いていますし、何よりその「真ん中グレード」の在庫がたくさんあるためです。日本ではディーラーはお客さんの注文を受けて、メーカーに新車を発注しますが、アメリカではディーラーがあらかじめ人気グレードを予想して仕入れ、新車の在庫を持っています。日本人の場合、「松竹梅」と3つのグレードがあったら、真ん中の「竹」が心理的に一番売れると言われていますが、多くのアメリカ人は「すぐ乗れるならそのグレードでいいよ」と、手っ取り早さも重視されるからです。

グレード選びの見当がつかなかったら、カタログに載っている「主要装備一覧表」でどの装備がどのグレードに付いているのかを確認できます。また、ディーラーの営業スタッフはグレードの違いを説明するのも重要な仕事でもあるので、分からない場合は担当者にどんどん聞くのがベストです。

令和の時代、今よりももっと「コスパ重視」のクルマ選びが主流になるはずですので、グレードもじっくり考えて、自分に必要なものだけを選びましょう。一番高いグレードでなければ恥ずかしい、なんて言う時代はとっくに終わったみたいですからね。

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