蒸し暑くなり、そろそろ車内でもエアコンが活躍するシーズンですが、こんな時期に気づくのがエアコンの臭い。暑くてたまらないのに、エアコンをONにすると変な臭いが車内に充満……。暑さをガマンするか臭さに耐えるか、究極の選択ですよね。
すっぱい臭い、汗臭さの犯人は「カビ」です
部活が終わった男子中学生でも乗っていたのかしら？と思うような汗臭さ。「エアコンの使い始めってこんな臭いじゃない？」と慣れてしまっていませんか？実はその臭いの原因は、エアコン内部に付いたカビです。クルマのエアコンの内部には「エバポレーター」という空気を冷却する装置が付いていますが、これには水滴が付いてしまうことが多く、長く使用するとカビが発生します。そこを通り抜けた空気が車内に吹き込まれてくるのですから、臭いだけでなくカビの胞子も一緒に吸い込んでいるかも。ゾッとしますよね。
そんなクルマは、ディーラーやカー用品店などで「エアコン洗浄」をお願いしてみましょう。「エバポレーターのクリーニングはやってくれますか？」と問い合わせればOK。ついでにエアコンの「フィルター」も交換すれば、春に付いた花粉も一掃できます。一年中快適な空気を保ちたいなら、定期的にエアコンのメンテナンスをするのがおススメです。エアコン洗浄の料金は5000円程度が多いようですが、お店によって違いますので、問い合わせてみましょう。
安く済ませたいなら市販の消臭剤を使ってみる
ディーラーでじっくりエアコン洗浄をしてもらうお金も時間もない！という人は、市販されているスチームタイプのエアコン消臭剤を使うのも一つの方法です。車内で発生させたスチームがエアコン内部やシートの布地の奥深くまで入り込んで消臭、除菌をしてくれるものがカー用品店で手に入ります。エンジンをかけ、エアコンをONにして10分程度で終わり、あとは換気をします。プールっぽい塩素の臭いはしますが、しばらくすれば消えてしまいます。それでもエアコンの臭いが消えない場合は、どこかで洗浄してもらうのがベストです。
「なんかウチのクルマのエアコンって臭い！」と思ったら、カビのシーズンが始まる前に消臭対策をしておきましょう。お友達を乗せたときに「この人が汗臭い？」と思われてしまうかもしれませんよ。
