大型連休中は帰省のために長距離運転をしたり、連日レジャーでクルマを使ったりと、いつもよりもクルマに乗る機会が増えますね。安全で楽しいゴールデンウィークを過ごすためにも、クルマのチェックやメンテナンスも忘れずに行っておきましょう。
長距離運転の前にはタイヤの空気圧チェックを
最近、ガソリンスタンドの店員さんに話を聞くと「こちらから声をかけなければ、タイヤの空気圧チェックを何か月も忘れている人が多い」そうです。最近はセルフスタンドが増えたため、タイヤのチェックをする機会も少なくなっているようで、中には規定値の半分も空気が入っていない人もいるのだとか。
自転車に例えると、空気の入っていないタイヤをこぎ続けていれば、動力である人間が疲れてしまうように、クルマもタイヤの空気圧が適正値でないとなかなかスピードが出ないため、エンジンを酷使することになり、市街地では2%、郊外では4%ほど燃費が悪くなります。高速道路では空気圧が低いとパンクの恐れもありますので、長距離や高速道路の運転前には、ガソリンスタンドなどで空気圧チェックをお願いしましょう。
無駄な荷物は降ろしておきましょう
100㎏の重量が加わると、燃費は約3%悪化すると言われます。大型連休となると、長距離の運転をするドライバーが増えますが、ついうっかり冬に使ったスキーキャリアを載せたまま、ゴルフバッグを積んだまま、洗車用具を入れっぱなし、のような状態でクルマを動かすと、長い距離を乗れば乗るほどガソリンを無駄に使ってしまうことに。
渋滞している高速道路を使うことが多い連休中は、ただでさえも平均的な燃費は悪くなってしまいます。空気圧をチェックする、無駄な荷物は降ろす、渋滞する時間帯を避けて移動するなど、少しのきっかけでガソリン代を浮かせることもできます。
また、エンジンオイルやオイルフィルター(オイルエレメント)を交換すると、燃費が良くなると言われています。大型連休前に、少しクルマのメンテナンスをしておくだけで、ドライバーもクルマも疲れないドライブが楽しめますよ。