「平成○○年○月○日まで有効」と記載されている運転免許証の有効期限。2019年5月1日より新元号に変わりますが、どのような記載の仕方になるのでしょう?ちなみに私の免許証は「平成35年」まで有効ですが、平成35年はやってきません・・。
2019年3月より「西暦」と「新元号」の併記になる!
「次の更新は平成35年。私が最初に免許を取ったのが平成5年だから、ちょうど30年目の更新になるのか〜」なんて感慨深くなったところで、平成は31年で終わってしまうことに気づきました。35年まで更新できないのに、31年で終わってしまったら、空白の4年間ができてしまう気がして、なんだかモヤモヤします。
この平成表記はどうなるの? と思いましたが、昨年のうちに警視庁は「2019年3月より『西暦』と『新元号』の併記を開始する」と発表していました。
最初は『西暦だけ』の表記にするという発表だったそうですが、その後にパブリックコメント(意見)を募り、西暦だけにするか、西暦と新元号の併記にするかの意見をまとめたところ、2万件の意見のうち、なんと西暦だけ表記に反対が4千件、併記を要望する声が1万5千件も寄せられたのだとか。
日本人はそんなに「元号」に親しみがある国民なのですね。「西暦だけじゃダメだ!」という意見がこんなに集まったそうで、西暦と元号の併記となったそうです。今後は「2025年(〇〇7年)まで有効」のような表記になり、〇〇には新元号が入ります。これは、システムの改修が完了した都道府県から順次採用されるそうです。
平成表記のままの免許証ももちろん有効です
もちろん、平成が31年で終わってしまうからと言って、存在しない平成3○年までの有効期限の免許証が無効になる訳ではありません。新元号への書き替えも必要ありませんので、そのまま普通に使えます。
そして、西暦を採用するのは「有効期限」の表記だけで、生年月日や免許交付日などは、今まで通り「昭和」や「平成」の表記が継続されるそうです。そこも、いきなり西暦にされちゃ困る! と言う人が多いのでしょうか・・。
「えっと、平成元年は1989年だから、平成5年はそこから計算すると1993年で・・」
そんな計算、一年のうちに何度かはしませんか? せっかく、平成と西暦の計算に慣れてきたところで、新元号の時代はもうすぐそこまで来ています。次の更新日が新元号へ変わった後であれば、昭和や平成、新元号と西暦など、さまざまな年号が記載された免許証がお手元にやってくるはずです。