昔はMT（マニュアルトランスミッション）免許しかありませんでしたが、最近の主流はAT（オートマチックトランスミッション）限定免許だそう。これから免許を取る人や、18歳になって教習所に通い始める子供がいる人は、考えなければいけない問題ですね。
90%が AT 車!
MT 車とは、アクセルとブレーキの他に「クラッチ」というペダルが存在し、それを踏みな がらギアを変えて運転するクルマのこと。私を含め、今のアラフォー世代の皆さんが免許 を取った頃は MT 車しか教習コースがありませんでした。90 年代前半に「AT 限定免許」 が登場し、世の中にはどんどん MT 車が減っていったので、自然と AT 限定が一般的になりました。
MT 免許があれば、MT 車も AT 車も運転できますが、AT 限定免許では MT 車は運転でき ません。しかし、流通しているクルマの約 90%は AT 車と言われているので、MT が運転 できなくても、不便なことはほとんどありません。最近では若い学生が教習所で MT 免許 の教習を申し込もうとすると「なぜ MT?」と逆に聞かれることさえあるそうです。
MT 免許が無いと困るパターンとは?
これだけ AT 車ばかりの世の中で、MT 免許なんて必要無いのでは?と思われがちですが、 教習所で AT 限定から MT 免許へ限定解除をする人もいます。多いのは、会社のクルマが MT 車のパターン。営業車やトラックはまだまだ MT 車が多く、軽トラックはもちろん、普 通免許で運転できる 2 トントラックを仕事で運転することになった、という人もいます。 他にも、家のクルマがずっと MT のため、自分も運転するには免許が必要な人、履歴書に 書ける特技として MT 免許が欲しいなど、ニーズはまだまだたくさんあるようです。
教習代の相場としては、MT の方が AT より 1 万円前後高いようです。
私は(世代的にもちろん)MT 免許を保有しています。MT 車は運転する楽しさもあります ので、これから免許を取る人はじっくり考えてみてくださいね。
