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2014.06.13

チャイルドシートは何歳までするの?

「ウチの子、チャイルドシートに嫌がって乗ってくれないから、いつも抱っこなの」。そんなお母さんがいますが、それってとても危険なこと。もしクルマが衝突したときも赤ちゃんを抱っこしたままでいられると思いますか?

赤ちゃんを抱っこでは事故のときに命を守れません

後部座席で赤ちゃんを抱っこで乗っているママを見かけます。しかし、時速40㎞から急ブレーキを踏む実験をすると、どんなにしっかり抱っこしている大人でも、ダミーの赤ちゃんは前の座席に衝突するか、足元に落っこちてしまいます。これが衝突した場合ではどうでしょう?しかもダミーではなく本当の赤ちゃんなら、走行中でもじっとしていられるわけがありません。状況によっては赤ちゃんが車外に投げ出されてしまったり、天井に強打することだってあるのです。衝突時には、体重の何倍もの重力が赤ちゃんにかかり、普通の大人が支えることは、どんなに体を鍛えていてもムリなのです。
赤ちゃんがチャイルドシートをイヤがって泣くのと、衝突時に大切な赤ちゃんを傷つけてしまうのと、どちらがかわいそうですか?

少し大きくなった「幼児」も油断はできません

道路交通法では「6歳未満」にはチャイルドシートの装着が義務付けられていますが、「6歳のお誕生日を過ぎたから、もう付けなくても大丈夫でしょ?」というわけにはいきません。チャイルドシートはあくまでも「シートベルトの補助装置」なので、シートベルトがきちんと装着できる体格でなければ、年齢にかかわらず補助シートは必要です。
日本自動車連盟(JAF)によれば、シートベルトを安全な状態で装着できるのは「身長135㎝~140㎝」からとしています。110㎝の子どもにシートベルトをさせてみると、肩ベルトが首にかかり、腰ベルトは胃のあたり。これでは衝突時に首がしまり、腹部が圧迫されて大変危険です。6歳の平均身長は男子で約116㎝、女子で約115㎝。135㎝にはぜんぜん足りませんし、6歳で135㎝の子なんてほとんどいないのです。「ジュニアシート」と呼ばれる、座面を高くするようなシートを用意し、身長が伸びるまでは使いましょう。

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後部座席でウロウロさせると危険

また、走行中に幼児が後部座席でウロウロとしているのを見かけますが、これも危険です。急ブレーキ時に運転席と助手席の間から体が飛び出して、シフトレバーに顔面を強打し、失明しそうになった子どももいます。激しい衝突だとフロントガラスを突き破って外に投げ出されてしまった子どももいるのです。
JAFによれば、2013年のチャイルドシート装着率は60.2%。「警察につかまりたくないから付けなくちゃ」ではなく、これからは「子どもの命は、抱っこや安全運転だけでは守れない」という気持ちでチャイルドシートを使う人が、残りの約40%増えることを祈るばかりです。

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