クルマを買うときに女性が意見を言いたくなる一番のポイントは「ボディーカラー」かもしれません。車種や地域によっても人気が左右されるもの。次に買うクルマの色を選ぶときには、こんなことも参考にしてみてください。
白が人気なのは日本だけ?
10 年ほど前、白いクルマを指さして「これ、これから何色を塗るのですか?」と聞いてく る外国人が多くいました。北米やヨーロッパでは、自動車の色として「白」の設定がほと んどなく、まだ色を塗っていない段階のクルマだと勘違いしたのでしょう。北米では濃い グリーンやブラウン、シャンパンゴールド、ベージュなどが人気で、ヨーロッパではパス テルカラーもよく売れていました。最近は国や地域差もなくなっているようですが、白は 相変わらず日本独特のボディーカラーのようです。
ちなみに、国内で一番人気があるのはシルバー系。汚れやキズが目立たないし、お手入れ もラク。適度な高級感もある点が多くのユーザーに選ばれる理由かもしれません。ただし、 大型駐車場では同じようなカラーばかりなので、自分のクルマが見つけられない!という 状況にもなりやすいです。
白と黒はクルマを手放すときにお得なカラー
日本の中古車市場では「白」と「黒」のボディーカラーが人気です。そのため、下取りに 出すときには白や黒だと査定額がグッと上がることが多いのです。「ホワイトパール」や「ブ ラックメタリック」など、キラキラした粉の入った塗装はさらに需要があるので、他の色 よりも高額で下取りしてくれることもあります。
私は昔、クルマを買うお客様の応対をする仕事をしていましたが、購入後に「あっちの色 にしておけば良かった~!」と言っているユーザーをたくさん見てきました。後悔しない
ためにも、クルマを買うときにはきちんと現物で色の確認をするようにしましょう。
