TOPページ > プロが指南!お掃除コラム > 気が付くと汚れている電子レンジの庫内をピカピカに!
2017/04/05
毎日ご家族の料理をつくるキッチンは、お住まいのなかでもとくに汚れやすい場所。なかでも、シンクやコンロ周りは汚れが目につきやすいため、お掃除に力を入れている方も多いでしょう。そんな方でも意外と目につきにくいのが、電子レンジです。とくに庫内など、見えないところは、めったにお手入れをしないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、普段の汚れが目につかない電子レンジは、キッチンの意外な“汚れポイント”のひとつ。いつもはノータッチのあなたも、ぜひチェックしてみましょう。今回は、簡単にできる電子レンジの庫内掃除についてご紹介します。
食べ物を温める用途で使うことの多い電子レンジ。「温めてるだけだし、大して汚れてないでしょ」と思われている方も多いかもしれません。しかし温める過程で、庫内に油分や汁・調味料などが蒸発したり、飛び散ったりし、庫内は汚れがこびりついている可能性があります。
レンジの庫内に付着した油やたんぱく質の汚れは、長い間放置すると何度も加熱され、落ちにくくなっていきます。また、こびりついた汚れは、電子レンジの電磁波を反射しにくくさせ、加熱効率を落とす原因になります。さらに、蓄積した汚れによって、庫内から発火する危険性もあるのです。
もちろん、電子レンジは食べ物を入れる場所ですから、庫内に汚れが溜まると衛生面でも不安があります。不衛生なレンジのイヤなニオイが、温める食べ物に移ってしまうこともあるでしょう。せっかくのおいしい料理を台無しにしないためにも、庫内はいつも清潔にしておきたいですね。
では、いつの間にか汚れてしまった電子レンジの庫内をピカピカにするために、今日から始められる簡単なお掃除のテクニックをご紹介します。
レンジのニオイと汚れが気になるなら、どこのご家庭にもある「酢」を使ってお掃除してみましょう。やり方は簡単な3ステップのみ。
庫内についたしつこい焦げつきは、重曹を使ってお掃除しましょう。
なかなか取れないニオイには、みかんやレモンを使うのもアリ。これらに含まれる「リモネン」という成分が高い消臭効果を発揮します。やり方は、皮ごと輪切りにしたみかん・レモンを、蒸気が出るまで電子レンジで加熱するだけ。爽やかな柑橘類の香りが庫内のイヤなニオイを軽減してくれます。
電子レンジの庫内は、さほど汚れていないように見えても意外と汚れが溜まっているもの。「汚れたら掃除しよう」と思っていると、どんどん不衛生な状態になってしまいます。今回ご紹介したお掃除テクニックはどれも「口に入っても大丈夫なもの」を使った方法なので、もちろん安全性も問題ありません。ぜひ、定期的なお手入れをして、ご家族みんなが安心して電子レンジを使える状態にしておきましょう。