浴室のコバエを撃退する方法！ ｜おそうじマイスターがご家庭をきれいに！ ｜ サニクリーン

家族みんなの一日の疲れを癒してくれるお風呂は、いつでもリラックスできる空間にしておきたいもの。でも、ちょっとしたことでリラックスした気持ちがそがれてしまうこともあります。例えば、細かい部分の汚れやカビもそうですし、入浴中に室内を飛び回る小さなハエ（羽虫）もその一因と言えるでしょう。今回の「プロがアドバイス！今やっておきたいハウスクリーニング指南」では、浴室に現れる“招かれざる客”コバエの撃退法についてご紹介しましょう。

浴室に発生するコバエの正体は「チョウバエ」という羽虫。大円形の翅（はね）を持ち、体長は3～4mmくらいと決して大きくはありませんが、一度に複数発生することもあるため、気になる方も多いのではないでしょうか。

なんといっても注意したいのは、その繁殖力。チョウバエは、1匹につき200個もの産卵をするため、対策を怠ると大量発生の危険性もあります。発生源と原因をつきとめ、発生を最小限に抑える工夫をしましょう。

チョウバエは繁殖のための栄養分がたくさん含まれる皮脂や汚れなどに卵を産み付けます。そのため、殺虫剤などを使って退治するよりも、それらの汚れをキレイにすることが一番の近道になります。

排水口は浴室で使った排水が全て流れていくため、皮脂汚れやヘドロなどが溜まりやすい環境にあります。対策としてまず心がけたいのは定期的なお掃除。排水口の入り口の汚れを取るのはもちろんのこと、内部の汚れもキレイにしておくことが重要です。排水管部分は、市販のパイプ洗浄用洗剤などを使ってキレイにしましょう。

エプロンとは、浴槽の側面のカバー。エプロンは、外せるタイプとコーキングにより外せないタイプがあります。外せるタイプは、浴槽のお湯が隙間からエプロン内部に入り込んだ際、一緒に皮脂汚れや髪の毛も入り込んで蓄積され、ヘドロ化することでチョウバエ繁殖の温床になります。ヘドロ化しているエプロン内部の多くはカビも発生しているケースが多いため、市販のカビ取り剤などを使ってカビと共に汚れをしっかり除去しましょう。
※カビ取り剤を使用する際は、室内を換気した上で、ゴーグルとゴム手袋を着用します。

排水口、浴槽共にキレイに掃除したら、水分を拭き上げた後、仕上げに塩素系漂白剤（市販のカビ取り剤でも可）をスプレーし、少し時間を置いてから水で流しましょう。汚れを取り除いたとしても、汚れに隠れていた幼虫が残っている可能性があります。塩素系漂白剤で除菌することで、より効果的な駆除を行う事ができます。

【エプロン内部の掃除はプロに任せるのもアリ！】
ご自身で浴槽のエプロンを外そうとした場合、うまくできなかったり、エプロンを外した際にかえって水を浸入させてしまったりするリスクもあります。このような心配がある方は、お風呂掃除のプロに任せる方法がオススメです。エプロン内部のカビや汚れの除去、排水溝の掃除も徹底的に行えますので、チョウバエ対策もバッチリです。

疲れを癒すための空間も、虫が飛び回っていては落ち着きませんし、リラックスもできないもの。原因と発生源を知り、適切な対策を行うことでコバエの発生を防いで、家族みんながいつでも快適に利用できるお風呂を目指しましょう。