TOPページ > プロが指南!お掃除コラム > ワックス不要のノンワックスタイプのフローリングとは
2017/05/17
いつでもピカピカな床は、空間をキレイに見せてくれるだけでなく、そこに住む人の心も明るくしてくれるもの。その役割のひとつを担っているのがフローリングのワックス掛けですが、一方で定期的にワックスがけをしなければならないため面倒という声があることも確かです。そんなご家庭の不満を解消するフローリングとして最近注目を集めているのが「ノンワックスタイプのフローリング」です。
今回の「プロがアドバイス!今やっておきたいハウスクリーニング指南」では、ノンワックスタイプのフローリングのお手入れについてご紹介していきます。
一般的にいうフローリングの材料は大きく「無垢材」「複合材」の2つにわけることができます。
無垢(単層)材 | 天然木による一枚板の素材 |
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複合材 | 合板(ベニヤ板)のうえに天然木の表面板等を貼り付けた木材 |
ワックスは、これらの床材の表面を保護するために施工するものですが、ノンワックスタイプのフローリングは、その手間を省くもの。具体的には、上記の複合材の表面材の代わりに木目調に印刷された多層フィルムなどを貼ったもののこといいます。
ノンワックスタイプのフローリングの基礎知識として、メリットだけでなく、デメリットも確認しておきましょう。それぞれを理解したうえで選択する必要があるでしょう。
メリット | デメリット |
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ノンワックスタイプのフローリングはお手入れが簡単であることが大きなメリットです。基本的には水分を通さないので、万一、飲み物や調味料などをこぼしてしまった場合でも雑巾などでサッと拭き取ればOK。あとは掃除機がけやフローリング用のお掃除シートなど、通常のフローリングと同じような掃除が可能です。
「ノンワックス」というぐらいですから、基本的にはワックスがけなしでメンテナンス性を維持できますが、「ワックスがけをしてはいけない」わけではありません。光沢や床材の延命を求める場合はワックスがけをしてもいいでしょう。しかし、ワックスをかける場合は必ず床材メーカー推奨のワックスを使いましょう。ワックスの種類によっては床材への密着が悪く、トラブルを招くケースがありますので要注意です。
ノンワックスタイプのフローリングにワックスをかけるか否かはノンワックスのフローリングそのもののメリットを優先するか、ワックスのメリットを優先するかにより決まります。ご自身のお好みに合わせて検討してみてはいかがでしょうか?
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