TOPページ > プロが指南!お掃除コラム > 照明器具のお掃除で明るい室内に!
2017/06/19
お住まいをキレイに保つため、床やカーペット、水まわりなど、毎日さまざまなところを日々お掃除されていると思います。
これらの多くは「目線よりも下」のお掃除。家のあらゆる場所に存在するホコリは舞い上がった後、様々な場所に蓄積されます。
照明器具がホコリなどで汚れると、約20%も明るさがダウンすると言われています。明るいお部屋を維持するためにも定期的にお掃除をしていきたいところです。今回の「プロがアドバイス!今やっておきたいハウスクリーニング指南」では目線よりも上でホコリのたまりやすい箇所――お掃除の盲点になりやすい「照明」をキレイにする方法についてご紹介しましょう。
早速、照明のお掃除――とその前に、忘れずに準備しておきたいポイントがありますので、簡単にご紹介しましょう。
安全に作業をするために、必ずスイッチはオフにしておきましょう。
照明器具は、消灯後も光熱を放っている場合がありますので、十分に冷めてからお掃除を行いましょう。白熱電球は特に熱くなるため要注意です。
手が濡れた状態で作業を行うと、感電する恐れがあります。もし手が濡れている場合はしっかり水分を拭き取ってから行いましょう。
高いところの作業も伴いますので、ホコリが舞いやすくなります。あらかじめ風通しをよくしておきましょう。
照明器具と言っても、使われている材質はさまざま。材質を傷めてしまわないためにも、それぞれに合わせた方法で掃除を行いましょう。
電球や蛍光灯をゆっくり取り外したら、やわらかい布で軽く拭き取りましょう。掃除用ワイパーの取り替え用不織布や軍手などでも代用できます。頑固な汚れがこびりついている場合は、よく水気を絞った布で汚れを落としたあと、乾いた布で水分をよく拭き取るようにしましょう。水拭きをする際は、電球や蛍光灯の通電部分を濡らさないように気をつけましょう。
電球などを囲っているシェード(笠)はホコリがたまりやすい場所です。電球や蛍光灯とあわせてキレイにしておきましょう。ガラスやプラスチックなど、材質によってお手入れの方法が異なりますので、注意して実践しましょう。
【ガラス製シェード】
たまったホコリは、やわらかい布で拭き取ります。頑固な汚れが付着している場合は、布に中性洗剤をつけて拭き取りましょう。シェードを取り外せるのであれば、丸洗いするという手もあります。最後に洗剤や水分を拭き取って完了です。
【プラスチック製シェード】
リビングのシーリングライトによく使われるのがプラスチック製のシェードです。このタイプのシェードは、取り外すと中に虫の死骸などがたまっている場合がありますので、気をつけながら外して捨てましょう。汚れは水拭き、または中性洗剤で落とすのがオススメ。丸洗いも可能です。最後は水気を拭き取り、よく乾かしてから取り付けましょう。濡れたまま取り付けると湿気がこもり、カビ発生の原因になります。
【紙製・布製シェード】
シェードが和紙や布などでできている場合は、はたきやブラシなどでたまったホコリを落とします。内側の枠の部分は乾いた布やブラシでキレイにしましょう。
照明は場所によって使用頻度や付着する汚れが異なります。頑固な汚れがつきやすい場所は、短いスパンで掃除することをオススメします。
場所 | 主な汚れ | 掃除の頻度 |
---|---|---|
キッチン・ダイニング | ホコリ・油汚れ | 3ヶ月に一度 |
リビング | ホコリ・タバコのヤニ | 半年に一度 |
洗面所・浴室・トイレ | カビ・ホコリ | 半年に一度 |
長期間掃除がされずにいた照明器具には思った以上にホコリがたまっています。ホコリがたまると見た目の汚れが気になってくるだけでなく、汚れが明かりを遮って本来の明るさを十分に発揮できなくなってしまいます。ぜひ、定期的なお掃除で部屋を明るくし、快適空間を保ちましょう。