「ファミリーカー」「赤ちゃんと乗るクルマ」の代名詞的な存在として、ミニバンや軽自動車が取り上げられることは多いのですが「どうも所帯じみた感が否めない……」と思う人もいるのではないでしょうか?子育てをするのに、大きなミニバンや、取り回しやすい軽自動車だけが便利だという訳ではないのです。
車高が低めのSUVも子育て世代には使いやすい
子育て中、とくに赤ちゃんや幼児がいると、チャイルドシートの装着がマストになります。コンパクトカーや背の低いセダンだと室内の広さに余裕がなく、子どもの乗せ降ろしはどうしても狭い空間で行うことになってしまいます。その点では、アウトドアなどで活躍するSUVが室内の広さ、子どもの乗せやすさでは優位になってきます。
子どもを乗せるファミリーがこだわるべきポイントは、ステップの低さです。車高が高いSUVでは、子どもを抱っこして持ち上げるにも、歩き始めた子どもを乗せるにも、少し不便なことも。スバルの「インプレッサXV」のように車高の低いSUVなら、デザインもスポーティーで、子どもの乗り降りも楽に行えます。
なにより「おしゃれ感」「スポーティー」「アクティブ」なイメージのSUVなので、ベタなファミリーカーに乗りたくない人は選択肢の一つにしてみては?
5人乗りハイトワゴンは子育て世代にぴったり
7、8人乗りのミニバンは要らないが、コンパクトカーではベビーカーや大きな荷物が載せられないし、軽自動車では走りも不安……それなら5人乗りのハイトワゴンはいかがでしょう。ベビーカーを横付けする、狭いスペースでの子どもの乗り降りなどを考えると、両側スライドドアはとても便利です。
ヴィッツやフィットのようなコンパクトクラスよりもハイトワゴンは背が高く、チャイルドシートへ抱っこで乗せるときにも大人の頭上に空間的な余裕があります。ホンダ「フリード」やスズキ「ソリオ」は、1.3Lから1.5Lの排気量があり、街中だけでなく高速道路でも、軽自動車と比べると無理なく加速することができるので、長距離の帰省や、遠出のドライブを楽しみたいファミリーにもおススメです。
「利便性やコスパだけでクルマを選びたくない」というパパやママは、「子育て=ミニバン」「赤ちゃんがいる=軽自動車が便利」というイメージを捨ててクルマを選んでみませんか?