SERVICE & INFO.
home

2018.08.28

エアバッグがあれば衝突しても大丈夫?

車のエアバッグ

運転席や助手席だけでなく、横からの衝突にも対応するサイドエアバッグも装備されたクルマが増えてきています。しかし、エアバッグ搭載車だからと言ってどんな事故に遭っても安全だとは限りません。エアバッグはどんな時に開くのでしょう?

ぶつかったのにエアバッグが開かない!なぜ?

エアバッグは20km〜30km /hの速度で「固定された壁」に、正面から衝突した時くらいの衝撃で作動するようにできています。つまり、この条件を外れてしまえば作動しません。

例えば、ガードレールや壁に斜めから衝突したり、電柱や木に衝突した時、追突されたり横転した場合、トラックなどの荷台の下にもぐり込んだような衝突の場合はエアバッグが開かないこともあります。どんな事故からも乗員をまもってくれる「万能な安全装備」ではありませんので、シートベルトはしっかり装着し、いつでも安全運転を心がけましょう。

たいした事故でもないのに、エアバッグが開くことも

逆に、そんなに激しく衝突した訳ではないのに、エアバッグが開くこともあります。自動車ディーラーで仕事をしていると、たまに「急にエアバッグが開いちゃったんですよ〜」と入庫してくるクルマを見かけますが、そんなクルマに限ってそれほど損傷は激しくありません。これは、走行中にクルマの下部をどこかへ激しくぶつけたり、段差から下りる時に下回りを「ガンッ!」と思い切り道路に衝突させただけでも、エアバッグセンサーが作動してしまうことがあるからです。「思いがけずエアバッグが開き、ただ動揺してしまった」と語る人を、私は何人も見てきました。

最近、ダッシュボードに平気でスマホや雑誌を置いたまま走行している人を見かけますが、これも大変危険です。思いがけずにエアバッグが開いた場合、ものすごい速度でそれらが自分の方へ飛んでくると想像してみてください。事故がたいしたことがなくても、大怪我をすることがあります。

そういえば、最近のダッシュボードって物が置けないようになっているな〜、と気がつきませんか? エアバッグが搭載されたクルマは、意図的に物が置けないようなデザインに変わってきているのです。それでも、意地でも何かを置こうとしている人は、いつか痛い目に遭うかもしれませんよ。

SERVICE & INFO.
Copyright © 2015 Sanikleen Corporation all right reserved.

お電話

オートリースのお問い合わせ・資料請求
smp-menu