クルマ一台を所有するうちに、１、２回はタイヤを交換しますよね？ ディーラーの点検時、スタッフに言われるがままに交換するのも良いですが、タイヤの価格や交換工賃のバランスを考えると、意外なお店のタイヤもコストパフォーマンスが良いことに気づきます。
タイヤは「交換するもの」だから工賃がかかる
タイヤを購入できるのは自動車ディーラーやカー用品店、ガソリンスタンド、タイヤ専門店などがあります。自動車ディーラーでの点検時やガソリンスタンドで「溝がだいぶ減っています」と指摘され、その場で交換してしまう人も多いかもしれませんが、ディーラーやガソリンスタンドのタイヤは、ブランドやモデルによっては割高なこともあります。
カー用品店やタイヤ専門店では「タイヤキャンペーン」をシーズン毎に開催することがあり、タイヤ自体はお安い値段で販売することもあります。タイヤを交換しようと決めたら、まずは最寄りのお店を訪ねてみましょう。
タイヤを買うお店に行ったら、タイヤの価格はもちろん「取り付け工賃」と「要らなくなったタイヤの処分料」も確認しましょう。まずはお店のスタッフに車種とタイヤサイズを伝え、オススメの商品を聞いたら、工賃と処分料を含めた見積もりをもらいます。工賃込みの価格を比較したら、他店で同じモデルのタイヤを安く購入できるかもしれません。
タイヤの購入でコスパを重視するなら、チラシに載っているキャンペーン価格に踊らされるだけではなく、取り付け工賃や処分料もしっかりチェックするべきです。
あの「アメリカ発の大型量販店」もタイヤを売っています
主婦に大人気の「コストコ」にはタイヤの販売、交換を専門に行う「タイヤセンター」が併設されています。扱っているのは「ヨコハマタイヤ」「ブリヂストン」「ミシュラン」「ピレリ」など、クルマに詳しくない人でも一度は耳にしたことがあるような主要ブランドばかりでしょう。普通に乗るのであれば、このうちのどれか安いモデルで十分です。
コストコのタイヤのメリットは、タイヤを購入すれば取り付け工賃が無料であること。相場として4本で5,000円〜10,000円程度はかかる工賃ですので、お買い得感がありますよね。
また、タイヤ購入後はアフタサービスとして、ローテーション（前後のタイヤを入れ替える）、バランス調整、窒素ガス点検充填、パンク修理が永久無料で受けられます。一つ一つのサービスをディーラーやカー用品店で受けると、それぞれ工賃がかかってしまうので、長い目で見ればここがかなりお買い得なポイント。これらのサービスが無料で受けられれば、もうタイヤに関するサービスで他のお店に行く必要がないくらいでしょう。おまけに、夏冬どちらかのタイヤをコストコで購入していれば、タイヤ交換も無料で受けられます。
なんとなく見過ごしがちなタイヤセンターですが、実は、コストコで買えるアイテムの中で一番コスパが良いのが「タイヤ」かもしれません。会員になっている方は、タイヤにも注目してみてはいかがでしょう？
