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感染拡大中!ノロウイルスの脅威から家族を守ろう!【2】

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2017/11/17

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ノロウイルスのシーズン到来……どうやって防ぐ?

11月以降、スーパーなどでもよく見かけるようになる冬の味覚「カキ(牡蠣)」。この時期のカキは身がふっくらして大変おいしく、さまざまな料理に使われます。ただし気をつけたいのが、カキに潜んでいるノロウイルスです。ノロウイルスはカキのほかにもアサリやシジミなどにも潜んでいますが、生食の機会が多いカキはこの時期とくに感染の危険が高い食材と言えます。

前回の記事では、「ノロウイルスの脅威から家族を守ろう」ということで、感染予防についてご紹介しました。今回はご家族が感染してしまったあと、二次感染を防ぐための処置についてご紹介していきます。

嘔吐物・便には要注意

ノロウイルスは、まず感染しないことが最重要ですが、ご家族が感染してしまったあとの二次感染にも十分に気をつけなければいけません。とくに気をつけたいのが嘔吐物や便の処理です。ノロウイルスは乾燥に強いため、処理した乾いたあとでも、残ったウイルスは空気の流れによって空中に舞い、口に入って感染することもあります。ですから嘔吐物や便を安全に処理することは、二次感染を予防するうえで非常に重要なのです。

処理方法

万が一、嘔吐物や便が床などに広がってしまった場合は適切な道具と方法で確実に処理を行う必要があります。

準備
1.感染防止品の着用 マスクやゴーグル、エプロンのほか、髪が長い方は束ねたうえで帽子をかぶりましょう。また、ゴム手袋は二重に着用しましょう。感染防止品が二次感染の原因になることもあるため、使い捨てが理想的です
2.換気 ウイルスが室内に充満するのを防ぐため、必ず換気をしながら処理を行いましょう。
3.立ち入り制限 処理をする人以外は汚物に近づかないようにしましょう。
4.殺菌剤の用意 ノロウイルスの殺菌には、次亜塩素酸ナトリウム(台所用塩素系漂白剤)が有効です。処理に使う際の濃度は1000ppm(0.1%)に希釈します。殺菌剤は塩素系漂白剤でも代用できます。塩素系漂白剤には約5%の次亜塩素酸ナトリウムが含まれていますので、500mlのペットボトルに対して、10mlの塩素系漂白剤を混ぜてつくりましょう。
※殺菌剤作った後のペットボトルは、誤飲の無いように廃棄します
手順

【1.汚物の処理】
嘔吐物などは目に見えない箇所まで飛び散っている場合がありますのでペーパータオルなどで汚物全体を広めに覆い、その上から希釈した次亜塩素酸ナトリウム溶液を掛けます。その状態で10分程度放置します。

【2.汚物の回収】
汚物をペーパータオルごと拭き取り、大きめのゴミ袋に入れます。このとき、外側から内側へかき集めるようにしながら回収します。

【3.床の清浄化】
次亜塩素酸ナトリウム溶液を染み込ませたペーパータオルなどで床全体を拭き、ゴミ袋に入れます。

【4.廃棄】
ウイルスの付着した1枚目のゴム手袋を外してゴミ袋に入れ、そこへ次亜塩素酸ナトリウムをかけて殺菌消毒を行います。その後、そのゴミ袋をさらに別のゴミ袋に入れます。身に付けている使い捨ての感染防止品もそのゴミ袋に入れてしっかりと封をし、可燃ゴミとして出します。

【5.手洗い】
汚物処理後は必ず手洗いを行います。爪の中や手のひらのしわの中など入念に洗いましょう。手洗いは2回程度行うと、洗い残しが減り安心です。

感染拡大をストップさせよう!

ノロウイルスは非常に感染力の強いウイルスで、家族の一人が感染すると次々に二次感染を引き起こすリスクがあります。そのため、感染拡大を防ぐための対策は必須。上記の処理のほかにも、感染者がよく触れるもの(トイレのドアノブなど)は、200ppm(0.02%)に希釈した次亜塩素酸ナトリウム溶液でこまめに拭き取るようにしましょう。

また、もし症状が収まったとしてもノロウイルスの排出は弁などから1週間以上続くこともあります。十分な対策を徹底して、ご家族をノロウイルスの脅威から守りましょう!

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