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2016.05.02

事故をしやすいクルマの色はあるの?

車の色見本

クルマの色選びでよく「どんなカラーが事故をしやすい?」と質問されます。事故率とカラーの統計を出した研究もあるようですが、今回は最近のクルマのカラーの流行と事故につながる傾向を私の経験からお話ししてみます。

どの時代でも「青」の事故率は高い

30年ほど前の統計資料では「青」は交通事故車のランキングでワースト一位でした。ここ10年くらいで女性に人気の「カラーセラピー」の書籍を見ても、青はダントツで事故をしやすいカラー。なぜなのでしょう?

カラーセラピストの方に言わせれば、青は他の色と比較したときに「後退して見える色」だそうです。すなわち、すれ違うときや右折をするときに対向車で青いクルマが来ると、赤や黄色よりも遠くに見えてしまうのだそうです。

「まだこっちには来ないな」と勘違いして、青い対向車が来ていてもハンドルを切って右折をしてしまうドライバーが多いのでしょう。青を選びたい人は、比較的明るめで膨張して見える青を選ぶと良いかもしれません。

他にも、青は「スポーツカー」や「レーシングカー」に使われることが多く、スポーツタイプのクルマにはよく「ブルー」の名前が付いた色が設定されています。エンジンのパワーが大きなクルマが多いので、ドライバーがうっかり自分の技術を過信してしまい、暴走するクルマを扱いきれないというパターンも私は多く見てきています。

「白」は雪道では一気に見えなくなります!

クルマの営業スタッフに聞いたりすると「白は他のクルマからの視認性も良く、気づいてもらえるカラーなので事故にも遭いにくい」と言われることもあります。たしかに、交通事故の多い雨の日や夕方などは、白は人間の目からは見やすいカラーです。

しかし、これが雪道となると話はまったく別。ちょっと汚れた白いクルマなんて、周りに雪が降り積もった道路では完全に景色と「同化」してしまいます。スキーに出かけると、出会いがしらの衝突事故を起こしたクルマには、白もたくさん見てきましたから「白なら安心」は雪が多い地域では通用しないのです。

じゃ、一番事故をしない色は?と聞かれたら、私は「黄色」と答えます。人間にとって黄色は一番早く認識できる色だそうで、曇りや雨の日のどんよりとしたグレーの中では黄色は目立ちます。ピカピカの一年生が黄色い帽子とランドセルカバーをするのも、クルマから見たら非常にわかりやすいから。

もらい事故をしたくない人には、黄色いボディーカラーをおススメします。

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