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2018.02.13

ミニじゃないのになぜ「ミニバン」と呼ぶの?

ミニバン

日本では3列シートで箱型のクルマを総称して「ミニバン」と呼んでいます。しかし、とても「ミニ」とは思えないのになぜそう呼ぶのでしょう?その理由は、ある国のクルマの基準が大きく影響しています。

大きくても「普通サイズ」のアメリカ車が基準

そもそも「バン」とは商用車、営業車のことを指す言葉。ミニバンの語源は、商用車のバンではなく、キャンピングトレーラーをけん引するクルマの「キャラバン」の方です。

キャラバンという種類のクルマが、どれも全長5m以上、全幅が2m以上の大きなサイズがほとんどだった1980年代、それよりも一回り小さなサイズのシボレー・アストロが登場し、日本でもブームとなり「ミニバン」という新しいジャンル誕生のきっかけになりました。コンパクトとはいえ、全長4.8m以上、全幅は1.9m以上、排気量は4.3Lと、日本では「デカっ!」と言われる大きさなのに、アメリカの言い方をそのまま使ってミニバンと呼ばれ始めたのです。日本のどんなワンボックスカーより大きかったのにミニバンって、よく考えればおかしい話です。

そんな「バカでかいクルマ」がスタンダードのアメリカ車の中では、比較的「小さいキャラバン」だからミニバンと呼ばれるようになり、すっかり日本でも定着してしまいました。

いろいろなサイズがある「ミニバン」はどう選ぶ?

「新登場のコンパクトミニバン!」というキャッチコピーなんて、もはや大きいのか小さいのか想像がつきません。

最近では、そんなミニバンを分類するために、全長は4.7m以下、全幅が1.7m以下の、いわゆる5ナンバーサイズ(排気量、全高の基準は除く)であれば、「コンパクト」や「Sサイズ」のミニバンで、ホンダ・フリードやトヨタ・シエンタなどを指し、全長が4.8m、全幅が1.8mを超えるようなサイズは「ビッグサイズ」や「Lサイズ」のミニバンと呼ばれ、トヨタ・アルファードや日産・エルグランドなどが該当します。

Lサイズともなると、都内の狭い道や、小さな車庫への出し入れの感覚が、コンパクトサイズの取り回しとはだいぶ違ってきます。もちろん、Lサイズクラスは排気量も大きくなるので、燃費の良さにも影響します。

よほどのラグジュアリー志向でなければ、私は日本国内で使用するなら、5ナンバーサイズのコンパクトミニバンが使い勝手が良いと感じています。コンパクトでも、電動スライドドアやバックモニターなど、ファミリーでのお出かけに必要な機能は十分備えているのですから。

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