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2018.09.03

アクセル&ブレーキの踏み間違い、高齢者だけの問題?

アクセルを踏む足

高齢者の「アクセルとブレーキの踏み間違い事故」がメディアで報道されることが多くありますが、本当に高齢者だけの問題なのでしょうか? 実際に踏み間違いによる事故を起こした年齢の割合を見てみると、意外な事実が分かります。

29歳以下も多い傾向がある

2016年の警視庁の調査によると、アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を起こした人の年齢別の割合は、60歳以上が41%とトップではありますが、続いて29歳以下が27%となっています。

たまたま、TVなどのメディアで報道されるのが「高齢者」による踏み間違い事故が多いだけで、実は若い人も多く事故を起こしているのが分かります。TVのニュースでは、ありえない場所にクルマを突っ込ませてしまった高齢者が「アクセルとブレーキを踏み間違えたと答えています」と言っていると報じられますが、なぜ若い人の事故は報じられることがないのでしょう? あまりにも高齢者の事故ばかりが、TVなどの影響力の大きなメディアで報じられるので、アクセルとブレーキの踏み間違いは「高齢者に限った事故」と捉えられてしまうのです。

アクセルとブレーキの踏み間違い事故は、年代に関わらずに誰でも起こす可能性があります。慣れないクルマでバックをするときに、後ろを振り向いた状態でブレーキを操作すると、足の位置がずれてしまい、間違えてアクセルを踏んでしまうこともあり得ます。

踏み間違い抑制装置も過信しすぎないように

運転するときに履く靴は靴底の感覚が分かりやすいものにする、いつもと違うクルマを運転するときには、アクセルとブレーキの感覚をいつもより念入りにチェックするなど、踏み間違い事故を防ぐために、人間が地道にできることもあります。

最近ではアクセルとブレーキの踏み間違いを抑制する機能が付いたクルマもたくさん登場していますが、そんなクルマを買ったからと言って、すべての事故を防いでくれることはありません。気象の条件や、衝突しそうになる障害物の形状や素材によって、システムが作動しない場合もあります。例えば、背の低い壁や細い電柱、ガラスでできた透明な壁や店舗の窓などには、センサーが全く反応しないこともあります。

安全装備は「付いていれば安心」と思いがちですが、いざという時に人間の事故回避能力を補うだけなので、過信は禁物です。発進時、バック時など、踏み間違い事故が起こりそうなときの運転は慎重に行いましょう。特に、初心者や若い人は「反射神経が優れていると思われがちな20代も事故を起こしている」という事実はお忘れなく。

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