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2019.01.11

クルマの屋根には何を積んでもいいの?

車の屋根で木を運ぶ

アメリカでは12月になると、本物のモミの木をクルマの屋根に積んで走っているクルマを多く見かけます。もちろんクリスマスツリー用の木ですが、日本で同じようなことをしたら法律違反にはならないのでしょうか?

制限を守れば屋根に積んでもOK!

さすがに本物の樹木をクルマの屋根に積んでいる人を日本ではあまり見かけませんが、道路交通法では許可されているのでしょうか? 大きさ的には以下の条件をクリアすればOKだそうです。

■クルマの全長の10%を超えてはみ出さないこと

■クルマの全幅を超えないこと

■積載物の高さは「3.8M−クルマの全高」

つまり、4.7Mの全長であれば、47cmを超えて前後にはみ出してはいけません。クルマの幅より大きなものも積めません。全高1.5Mのクルマであれば、2.3Mの高さの積載物まではOKということ。なかなか大きなものを積めますね。日本でクリスマスツリー用の木を積んで走っても、このルールを守れば法律違反にはなりません。

ちなみに、モミの木以外でアメリカ人がよくクルマの屋根に積んでいるのは「マットレス」です。宅配を頼むと100ドル(約1万円)以上かかってしまうことが多いからです。

それより大きな荷物を運ぶときはどうしたら良い?

どうしても大きなものを積まなければならないときはどうしたら良いのでしょう? そんなときは、「制限外積載許可」の申請が必要です。道交法で認められない大きな荷物を積むときは、出発地を管轄する警察署に「制限外積載許可申請」をして許可されれば、例外的に公道を走ることができます。

申請が通れば、一回の運搬開始から終了までの間は走行できます。走行中は、車体からはみ出した部分に、昼間なら0.3平方メートル以上の大きさの赤の布、夜間なら赤色の灯火又は反射器をつけること、制限外許可証を見える位置に掲示することが義務付けられています。荷台に長い材木を積んで、はみ出た部分に赤い布を付けて走っているトラックを見かけたことはありませんか? それと同じことをすれば良いのです。

ただし、大きな荷物を積むとクルマの挙動はいつもと変わります。ブレーキの効きが悪くなったり、カーブを曲がりにくくなったりします。緊急時以外は、屋根に大きな荷物を積んで長い距離を走るのは避けた方が無難ですが、もしそうなった場合は、いつもより慎重な運転を心がけるようにしましょう。

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