前回のコラムに引き続き今回もナンバープレートのお話です。平成28年4月1日から、ナンバープレートについて改正された法律が施行されたのをご存知ですか? あなたのクルマのナンバーが他の人からきちんと見えていないと、これからはおまわりさんに注意されてしまいますよ。
オービス対策のカバーを付けたクルマ、アウトです!
「ナンバープレートが不思議な色をしているな」と思うクルマを見かけたことはありませんか? 少し色が濃い、反射板のようなものが貼り付けられている、そんなナンバープレートはおそらくオービス(自動速度違反取締装置)にクルマのナンバーを撮影されないような加工をしたカバーを取り付けているのでしょう。
これが今年の4月1日から完全に「御用!」となります。今までこんなカバーが許されていたのもおかしな話ですが、取り付けている人はすぐにはずしましょうね。
折り返し、汚れ、シールなどもNG!
50㏄の原付でナンバープレートを折り返して、見えないようにしているのも見かけます。
制限速度が30㎞/hの原付はすぐにおまわりさんに目を付けられてしまうから、ナンバーを見られたくないのでしょうけど、これをやると4月1日からは、速度超過をしなくてもおまわりさんに呼び止められてしまいますよ。もちろんクルマでこれをやってしまうのもいけません。
他にも「汚れた状態にすること」「シール等を貼り付けること」も禁止となります。また「フレーム、ボルトカバーを取り付ける場合には一定の大きさ以下」との規定ができました。数字に被るようなキャラクターのフレームを付ける、ボルトカバーを大きなものにすることもできなくなります。
子どもの仕業でしょうが、つい先日ナンバープレートに「アンパ○マン」のシールが貼られたミニバンを見かけました。ナンバーの数字や平仮名が読めなければ法律的にはこれも「御用!」ですので、子どものシール貼りがブームというご家庭はくれぐれもご注意を。おウチのクルマを可愛くしたい!と思って貼ってしまうのが子ども心ですから。
とはいえ、最近ではナンバープレートに角度がついていて見えない、ド派手なフレームで数字が見えない、というようなクルマはすっかりみかけなくなりましたよね。今年からそれはダサいだけでなく、立派な法律違反になりますので、お気をつけください