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2015.10.30

寒冷地仕様は普通のクルマとなにが違うの?

雪が降らない地域にお住まいの皆さんはピンとこないかもしれませんが、北陸や東北、北海道などの地域でクルマを買うときには「寒冷地仕様」にする人が多いのです。転勤や引っ越しで寒冷地に行く可能性がある人は要チェックですよ。

「降雪」と「氷結」に対応するのが寒冷地仕様

寒冷地とは雪が多く、クルマが凍結しやすい地域。寒い地域ではクルマに積まれた液体が凍ってしまうので、エンジンの冷却水は-35℃くらいまで凍らない(通常は-12℃前後)ものが使用されます。
他には、大雪が降ってもきちんと雪を拭けるように、ワイパーモーターが強化されたり、ワイパーが雪で凍結しないように、フロントウィンドウを電熱線で温めるような工夫がされていたりもします。
寒冷地では車内が冷え込むため、乗車する人のために後席用のヒーターダクト(吹き出し口)が追加されたり、凍結しやすいドアミラーにヒーターが内蔵されることもあります。ものすごい吹雪の中を走ることを想定し、リヤフォグランプという、赤く点灯するランプが後ろに付くことも多く、後続車の追突を予防できます。

雪が降らない地域で寒冷地仕様にするメリットは?

大雪が降らない地域であれば、寒冷地仕様にするメリットはあまりありません。しかし、私の知るユーザーには、毎年何度もスキーに行くからと、関東地方在住でもクルマは寒冷地仕様にしている人もいます。「寒いところでなかなかエンジンがかからなくて大変な思いをしたので、それを教訓にバッテリー容量が大きい寒冷地仕様にした」「年に何度かは大雪が降るので、出勤できないと大変」など、ごく少数ですが、温かい地域でもニーズはあるようです。
各自動車メーカーで寒冷地仕様オプションの内容が違うので価格もバラバラですが、相場は約1万円~2万円程度。近い将来、寒いところへ引っ越す可能性がある人は、クルマを買うときによく検討してみてくださいね。

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