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ママからママへの恩返しプロジェクト 愛媛県活動報告 ピースジャム代表 佐藤賢

愛媛県は宇和島市の乳幼児にベビーモスリンをお届けしたい!
ということで現地で被災地支援にご尽力されているNPO法人ユナイテッドアースさんにご協力いただき、ベビーモスリン100枚を避難所にいる乳幼児に渡していただくことに決まりました。
そこでホヤぼーや(気仙沼市のご当地ゆるキャラ)を描いてお送りすることに。
「一緒にがんばっぺ」
いきなりの気仙沼弁。我ながらナイスなゆるさを表現できたと自負しております。

愛媛といったらミカンであり、ミカンといったら愛媛が間違いなく日本一有名ですが、こちらのユナイテッドアースさんは宇和島市の豪雨被害を受けたミカン農家さんの支援をJAと連携して行っています。

今回ベビーモスリンを乳幼児にお届けいただいた笹田さん(左)とあらっちょさん(右)。ユナイテッドアースさんの活動拠点にて。

お忙しい中避難所や被災エリアの個人宅、そしてイベントなどで直接配布していただき本当にありがとうございました。活動の様子の写真をいただいたので紹介します。

支援物資のベビーモスリンは配布時にも喜んでいただけたそうですが、使用したママさんが使いやすいと喜ばれていたとお伝えいただき、もう、本当お役に立ててこちらこそ嬉しい気持ちです。
手前味噌な話ですが、ベビーモスリンはハンドメイドでつくるので1枚あたり約30分の手間暇がかかります。僕たち作り手にとってみれば手間暇をかけた商品は「子」のようなものです。そのためこの100枚には時間のみならず結構な情熱と愛情が注がれていたりするので、それを一枚一枚丁寧にお渡ししていただけたことが心から嬉しかったです。
本当にありがとうございました!大感謝です。
そしてそして、宇和島に僕の知り合いが赤ちゃんとは直接は関係ないのですが支援活動をしていると聞き、活動拠点にお伺いすることに。
宇和島市吉田町で家屋の泥掻きやミカン農家支援を行っている任意団体「Mステーション」さんです!

着いて早々ミカンでおもてなしを受けました。

青い・・初めて見るミカンです。そして小さい・・
食べてみると甘い・・色々と初めてで驚いていると。
「けんさん(僕)は東北の人なので黄色いミカンしか知らないと思うけど、ミカンにもリンゴやサクランボのようにいろんな品種があるんですよ」と。
後は食べるのに夢中になっていて説明は覚えてないのですが、そのくらい美味しかった(笑)
でも、この素晴らしいミカンを安定して生産するための機器やマンパワーが災害の影響で失われているという。このMステーションの拠点も元々はミカン農家の家屋で、今回の豪雨被害によって被災したけれどもボランティアと一緒に毎日復旧作業に取り組み、現在はボランティアの宿泊を受け入れるところまで回復させてしまうという凄さ。
彼女たちのすごいのはその根性だけではなく、パン屋さんをやめてまでボランティア活動をするスタッフがいたり、就職を先延ばしにしてまでボランティアとして働くスタッフがいたりと、郷土への思いやりの強さが半端なく高いのです。

災害の生々しい傷跡が残る吉田町を歩きながら災害時の状況をアテンドしてもらいました。

住民の中には何十年も前からこの土地に住んで、ミカン農家として生計を立ててきた方が多いが、今回の災害で半壊・全壊となった家屋の所有者の中には「土地を離れる」という選択をする方も少なくないという。長年住んだ愛着のある地だからこそ傷ついてるのをみるのが辛いからだと聞き、なんとか支えていきたいという彼女たちを遠方ながら微力でも継続的に支えていきたいと強く思った次第です。
まずは気仙沼から応援しています!!がんばっぺMステーション!

皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。