飲食店のコロナ対策、「安心」は「安全」ではない?~アルコール消毒よりまずは洗浄の大切さを知って~


一般財団法人サニクリーンアカデミー(本社:東京都中央区、代表理事:加藤豊明、以下サニクリーンアカデミー)は、2020年7月15日~17日に、飲食店利用者を対象に「新型コロナウイルスによる飲食店利用状況」に関する調査を実施いたしました。

アカデミーリサーチページイメージ

 

調査結果詳細:「本当に安心安全な衛生管理とは」
https://www.sanikleen-academy.or.jp/research/cleaning_of_all/2009_restaurant.html

「本当に安心安全な衛生管理とは ~従業員篇~」
https://www.sanikleen-academy.or.jp/research/cleaning_of_all/2009_02_restaurant.html               

 

■調査結果概要
今回の調査結果から、飲食店が実施しているコロナ対策について、利用者が「安心」と感じることが、必ずしも「安全」な対策ではないというギャップがあることが分かりました。

 

■調査結果のポイント
(1)利用時の行動や意識変化、「特にない」が21.3%。TOP3は人との接触を回避する行動

(2)お店のコロナ対策で安心なことは?「アルコール消毒+3密防止」

(3)アルコール消毒方法の不安多数!消毒タイミング・消毒場所が不安との声が42.4%!

 

■調査結果のポイント
(1)利用時の行動や意識変化
飲食店を利用する際に行動や意識が変化したことについて尋ねたところ「混雑している店は避ける」36.1%、「交流目的の飲食はしない」30.2%、「滞在時間の短縮」22.9%という結果に。人との接触回避は「物理的な距離」だけでなく「時間」でも減らす工夫をしていることが分かりました。一方で、「特にない」と回答した人も5人1人という結果になりました。

(2)安心を感じるコロナ対策は「アルコール消毒」と「換気」が5割以上!
飲食店のコロナ対策について、安心と感じることを尋ねたところ「人が触れそうな場所をアルコール消毒している」と答えた人が56.0%という結果に。また、換気と回答した人は51.0%となりました。アルコール消毒への安心感が高く、3密にならない対策は高評価される傾向がありました。

(3)不安や疑問に感じる対応は、アルコール関連が多数
飲食店のコロナ対策について、不安や疑問に感じることを尋ねたところアルコール消毒の濃度やタイミング、消毒場所などの回答が多くなりました。また、従業員の手袋の汚れ、換気による虫などの異物混入など、コロナ対策によって引き起こされる不安があることが分かりました。

 

■考察
飲食店利用者は「アルコール消毒」への安心感が非常に高い結果となりました。しかし、アルコールによる消毒効果を発揮するためにはいくつかの条件があり、誤った使用方法をしている場合は効果が弱まるとされています。不安視されていた「洗剤拭き」については、汚れと共に菌やウイルス除去に効果があるとされています。飲食店と利用者双方に正しい対策を周知することで、安全で安心な飲食店につながるものと思います。

 

■調査概要
調査方法         :インターネット調査

調査期間         :2020年7月15日~17日

有効回答者数       :441人

回答者の属性       :20代20.0%、30代20.0%、40代20.0%、50代20.0%、60代20.0%、

男女内訳         :男性49.9% 女性50.1%

 

■会社概要
商号                : 一般財団法人サニクリーンアカデミー

代表者               : 代表理事 加 藤 豊 明

所在地               : 〒103-8256 東京都中央区日本橋2-11-2 太陽生命日本橋ビル 20階

設立                : 2017年4月

事業内容              : おそうじや衛生管理に関する啓蒙活動

URL                : https://www.sanikleen-academy.or.jp/

 

【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
一般財団法人サニクリーンアカデミー 事務局

担当:磯村

TEL:03-3276-7278

E-mail:contact@sanikleen-academy.or.jp

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