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コラム
2016.08.19
実は意外と身近な農業用水

農業にも水は欠かせない
農業に使われるお水は「農業用水」といわれている。稲作や畑作、畜産など農業生産に使用されるお水はすべて農業用水となる。農業用水はやがて私たちの食生活や命に関わってくるので、農業用水は飲み水と同様に非常に大切な存在であるといえる。
日本の水使用比率において、この農業用水が占める割合は「67.1%」と非常に高い。水道用水の割合が18.9%、工業用水の割合が14.0%であることを考えると、その割合は圧倒的だ(出典:平成26年度版 日本の水資源 国土交通省)。
農業用水の特徴
農業地では、そこに降る雨が利用され、その不足分を農業用水で補うという形をとっている。なお、農業用水の実際の消費量は使用量全体の約1~2割にとどまり、利用した農業用水の約6~7割は川へと戻され、さらに残りの約1~2割は地下水として再利用されている。このように、農業用水は自然の中で循環している。
農業用水の役割
農業用水は農業生産のためだけに利用されるだけでなく、以下の様に多くの役割がある。
・除雪
・防火用水
・数多くの生き物たちにとっての生息域(農業用水路)
・景観づくり(農業用水路のある農村は見る人に癒やしを与える。)
・親水空間の形成(農業用水路の整備により、小川のある公園などを作ることができる。)
・お水の貯留
こうした多くの役割がある農業用水は、農業を営む方たちだけでなく、多くの人間や自然環境の維持にとって大切な存在なのだ。